■SNSではなくメールでやり取りを
両陛下がオランダ、ベルギーご滞在中も、お三方で連絡を取り合っていることを陛下が明かされている。
「オランダ国王夫妻主催の晩餐会での陛下のスピーチで、20年前にご一家で静養された思い出について述べつつ、愛子さまが餌を上げられていた黒鳥や、上皇ご夫妻が寄贈した鯉と再会したことを明かされています。そして陛下はそのことを愛子さまにお伝えになり、『非常に驚き、とても感動していると言っておりました』とおっしゃられたのです」(前出・皇室担当記者)
日本と遠く離れた欧州にあっても、両陛下と愛子さまはお考えやお気持ちを通い合わされていた。
「オランダ、ベルギーでは、両国の国王夫妻のほか、愛子さまと同世代の王女たちから、愛子さまの近況について両陛下が数多く質問され、伝言も預かられたそうです。
そうした内容も、両陛下は愛子さまにお伝えになったはずでしょう。お三方はSNSをお使いになっておりませんので、メールでのやり取りをされていたようです。愛子さまも日フィルや森英恵さんの回顧展に臨むにあたり、両陛下にさまざまなことを伺っていたそうです」(前出・宮内庁関係者)
「愛子天皇」の待望論が高まっている昨今。天皇ご一家のような日常のコミュニケーションの積み重ねは、帝王教育で重要な位置を占めてきたと、皇室研究家で神道学者の高森明勅さんは指摘する。
「これまでの歴史を振り返ると、皇位継承の半数は直系継承で、それ以外でも天皇の子が継承したケースがほとんどです。
愛子さまに対するご声望の高さは、登校不安などをご一家で見事に乗り越えたことなど、ご成長の過程を国民がシンパシーをもって共有していることが大きいといえます。
現代においては、日常のご生活の中で、天皇のなさりようを側でご覧になり、感化や薫陶を受けることが理想だと考えられます。
天皇陛下や愛子さまのように、日々の生活で自然に帝王教育を受けながらお育ちになることは、国民にとっても、自然な皇位継承の形として受け入れやすいのです」
だが「愛子天皇」の実現とは逆に、皇位継承のあり方はこれまで議論されていなかったにもかかわらず、政府の皇室典範改正案には“養子に生まれた男子は皇位継承資格を持つ”という内容が盛り込まれることになった。皇統は男系男子に限るという高市政権の保守色が鮮明に打ち出されたのだ。
「今国会中の改正に向け、政府は改正案を閣議決定、7月初旬には国会に上程されます。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案については、与野党もおおむね合意し、メディア各社の世論調査からも理解を示す国民が多い結果が出ています。
しかし、旧宮家の男系男子を養子縁組で皇族に復帰させる案については、反対が上回る調査結果も出ています。成立を急ぐ政府・与党の姿勢には野党は猛反発しており、『立法府の総意』の正当性に疑問を抱く国民も少なくありません」(前出・皇室担当記者)
