■日米半導体協定に関わられたご経験を
天皇陛下はベルギーご訪問の5日目、同国が誇る世界的な半導体研究機関「imec」をフィリップ国王とともに視察されている。
「約6千人の研究者が在籍し、大学や企業と連携して技術開発を行う先端的な研究機関として世界的に知られていて、日本企業とも提携しています。帰国された陛下から、愛子さまも同機関に関するお話を伺い、知見を深められたことでしょう。
また雅子さまも外務省職員時代に、半導体の問題に第一線で関わっていらっしゃいましたから、国際会議でのスピーチのご準備に際して、アドバイスなさっていると思います」(前出・多賀さん)
雅子さまが外務省にお勤めになっていた1990年代初頭、日本の半導体産業は世界を席巻していた。だがこの当時、半導体をはじめ多分野で米国との貿易摩擦が深刻化。まさに母娘二代で、半導体の問題に向き合われていたのだ。多賀さんはこう続ける。
「対立を解消するため、日米半導体協定が結ばれます。雅子さまは非常に高い専門性や語学力を買われて米国側との折衝に携わり、協定の合意に職員として尽力されたといわれています。なぜ日米が対立し、のちにどう影響が生じたのか……そういったお話を、愛子さまは雅子さまからお聞きになられているでしょう。
こうした部分を見ても、両陛下は愛子さまに、日本文学や歴史といったご専門のほかに、理系の分野についてや、国際的な視野を多角的に備えてほしいと願われているようにも感じます」
皇室の伝統行事、日本の文化や歴史、AIをはじめとする最新科学技術の進化まで――。よりよき日本と世界の未来を築く責任を果たせるように、雅子さまは愛子さまに不断の指導を続けられる。
画像ページ >【写真あり】愛子さまが受け継がれた「黄色いスーツ」をお召になる新婚時代の雅子さま(他29枚)
