■日赤が現地に送ったのは「安眠セット」
皇室番組を長年手がける放送作家・つげのり子さんはこう話す。
「天皇皇后両陛下をはじめ、皇室の方々は、みなさまが被災した人々にお心を寄せていらっしゃると思います。その中でも愛子さまは、日本赤十字社(以下、日赤)の職員として被災地を救うための実務にも携わられています。
昨年5月の能登半島ご訪問では、ボランティア活動を続けている金沢大学の学生たちに『どういう仕組みがあれば、活動をしやすくなると感じますか?』などと質問されています。今後も被災地を訪問される際には、ボランティアが現地でどのような役割を期待されているのか、どうすれば効果的な支援ができるのか、といった点にも目を向けられていくと思います」
熊本地震発生直後の7月31日、日赤職員やボランティアスタッフたちは、物資を現地に送るため、トラックに段ボール箱を積み込んでいた。中身はキャンプ用のマットレスや枕、耳栓などが入った「安眠セット」約1千セットとタオルケット1千枚だったという。
そして愛子さまが所属されている青少年・ボランティア課の業務の1つはボランティアの育成だ。
「その一環で研修会も開催しています。一昨年には各県の赤十字ボランティアの代表を募っての『赤十字ボランティア・リーダー研修会』が行われ、昨年も『赤十字奉仕団指導講師研修会』が行われました。愛子さまも被災地や避難所で汗を流す、いわば“同志”が育ち、彼らが人々のために貢献していくことを悲願とされているのです」(前出・皇室担当記者)
日赤が公表した資料によれば、熊本県内では多くの赤十字ボランティアが、日赤の行う救護活動を支援している。
愛子さまの青少年・ボランティア課が熊本地震について、どのような活動を行っているのか日赤に取材を申し込むと、担当者は次のように答えた。
「震災直後の被災地は、受け入れ側の体制も整わない極めて過酷な状況にありました。そのなかで(青少年・ボランティア課は)医療救護や救援物資の配付、こころのケアを行う救護部門と緊密に連携し、現場での救援物資の搬送や炊き出しや災害ボランティアセンターでの熱中症予防啓発などの活動支援など、複雑な調整業務を裏方として支え続けています」
皇族として、日赤職員として現地を訪れ、“同志”たちと一緒に被災者に寄り添う日が来ることを愛子さまも待ち望まれている。
画像ページ >【独自写真あり】“幼なじみの男の子”を輝くような笑顔で見つめられる愛子さま(他9枚)
