■愛子さまと育まれた未来への使命感
天皇ご一家より先んじて赴くことになれば、ネガティブな声が上がる事態が予想される。20歳になったばかりの悠仁さまにとっても思わぬ“試練”にほかならない。
「何かにつけ人々は、天皇家と皇嗣家を比べてしまいます。大震災から15年を迎えた今年、秋篠宮さまと悠仁さまが岩手・宮城両県に先に行かれてしまうように映れば、SNSを中心に批判するような声が広がるのは目に見えています。
秋篠宮さまもそうしたことを懸念されてか、訪問先の選定にあたっても、慎重かつ遠慮されたご姿勢で臨まれていたと聞きました」(前出・皇室担当記者)
しかし、長年皇室番組を手がける放送作家・つげのり子さんは、悠仁さまの被災地へのご訪問が実現する意義について語る。
「昨年11月に、悠仁さまは紀子さまと伊豆大島を訪問されました。この際、台風被害による犠牲者の慰霊碑に供花・拝礼されています。犠牲になった人々をお悼みになりながら、古くから日本には自然災害が多いこと、そして苦しみながら復興してきた人々の歩みに思いを馳せられたはずです。
悠仁さまが被災した方々の言葉に耳を傾け、災害が及ぼすさまざまな影響を肌で感じられることは、“国民に寄り添う”という皇室の役割についていっそう理解を深められる機会になると思います」
そして逆風に向かうかのような悠仁さまにとって、闇夜を照らし導く灯のような存在が、愛子さまなのだという。平成のころ、天皇ご一家はお住まいの改修のため、赤坂御用地内の秋篠宮邸に隣接する東宮仮御所で生活されていたとき、愛子さまと悠仁さまは頻繁に遊ばれる間柄だったのだ。前出の宮内庁関係者は続ける。
「両家の距離も近かったために、お二人は行き来しながら、お住まいの外でお体を動かして遊ばれていました。那須御用邸でのご滞在が重なった際にも、幼い愛子さまがお誘いになる形で、悠仁さまと御用地内を駆け回り、トンボやチョウを観察されたりしていたのです。
お二人の年の差は5歳。両陛下も悠仁さまが御所を訪れた際に、可能な限り愛子さまを同席させ、お話しされるようお計らいになっているそうです。宮中行事や祭祀で顔を合わせられた際にも、お話しになっていると聞いています。悠仁さまのさまざまなお悩みを愛子さまがお聞きになり、助言なさることもあるのではないでしょうか。
お二人は皇室の次世代を担われます。戦争や大災害によって苦難に立たされた人々の記録や記憶を未来へと受け継ぐという使命感は、明確に共有なさっているはずです」
20歳となられた悠仁さまが誓われる、愛子さまとの新たなる“同盟”――。いまもご訪問がかなわない天皇ご一家の思いを背負われて、悠仁さまは東北の被災地へ赴かれようとしている。
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