そのほか、求人票や面接の段階で、ブラックパートを見分けるコツもある。社会保険労務士の須田美貴さんに解説してもらった。
【1】求人票の時給の幅が1千〜2千円など広すぎる
「期待して入っても、最低ラインの時給しかもらえないケースが多いです。面接のときに、しっかり
賃金を確認しましょう」(須田美貴さん、以下同)
【2】ボーナス・退職金支給などおいしいことが書かれている
実際には、勤続5年以上しか該当しないなど、落とし穴があることも。
【3】試用期間がやたらと長い
「通常、試用期間の平均は3カ月程度ですが、なかには1年と長く設定している企業があり、その場合は『試用期間は解雇しやすい』と誤解している可能性が」
【4】サイトに社長のサクセスストーリーが長々掲載されている
社長の武勇伝が長く掲載されている場合、社員にも“スポ根”を求めるブラックの傾向が。
【5】「すぐ来てください」と言う
面接で「明日から来てください」と言われた場合、人が定着しておらず常に人員不足の可能性が。
こうした点を参考に、仕事選びをしよう。