(写真・神奈川新聞社)
映画のキャラクターに扮(ふん)して練り歩く映画仮装パレードが15日、JR大船駅(鎌倉市大船)周辺で行われた。昨年に引き続き2回目で、200人が思い思いのコスチュームで参加。熊本地震への復興支援も呼び掛けた。
仮装パレードは13回目を迎える大船まつりの内の一企画。かつて松竹撮影所があった「映画のまち」を再び盛り上げようと市民有志の「チームサムライ」(大津定博代表)が運営した。今年は撮影所開所から80年の節目でもある。
昨年より参加人数が増え、寅さんや白雪姫、ダース・ベイダーなど多彩なジャンルのスターが駅前の目抜き通りや商店街を練り歩いた。沿道の見物客は手を振ったり、写真を撮ったりしてパレードを盛り上げていた。
発生から1カ月がたった熊本地震の復興支援として、熊本城を築城した武将・加藤清正の仮装も登場。トレードマークの長烏帽子(えぼし)と甲冑(かっちゅう)を身に着け、被災地復興の募金を呼び掛けた。大津代表は「大船の活性化とともに、被災地に寄り添って支援する一助になれたのでは」と話した。