(写真・神奈川新聞社)
相模女子大学(相模原市南区文京)と連携し、地域活性化を目指す小田急百貨店町田店で14日から、学生が造り上げた梅酒が限定販売される。キャンパス内で収穫した梅の実を使い、市内の酒蔵の指導を受けた。同店は「今後も地元学生や企業との協力により、地域活性化に継続して取り組みたい」としている。
同大学と同店はこれまで、食料品売り場で学生による物産展を開催するなど連携してきた。昨年秋、同店食料品売り場のリニューアル1周年を機に同大と市内の酒蔵・久保田酒造(同市緑区根小屋)との連携で造った梅酒を販売したところ、用意した100本がすぐに完売した。
今年は同店の開店40周年記念として、再び梅酒造りを企画。学生たちは6月に学内で収穫した梅の実計105キロを久保田酒造に持ち込み、洗浄やヘタを取るなど手作業で仕込みの作業を行った。漬け込む酒は同酒造の「相模灘 純米吟醸」を使用。瓶詰めも手作業で行い、学生がデザインしたラベルを一枚ずつ貼り付けるなど計約30人の学生が携わった。
アルコール度数が10度と低めで甘さを抑え、すっきりした味わいに仕上げたという梅酒は、梅の実の色の「翠」と学生の「想い」にちなみ、「さがじょの梅酒 翠想(すいそう)」と名付け、200本限定で販売する。
1本2,160円(720ミリリットル)で、同店地下1階、和・洋酒売り場で販売。問い合わせは、同店・電話042(727)1111。
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