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(写真・神奈川新聞社)

相模原市緑区の障害者施設殺傷事件を受け、知的障害者でつくる団体「ピープルファーストジャパン」が横浜市中区で開いた全国大会が22日、2日間の日程を終えて閉幕した。「私たちは障害者である前に一人の人間。津久井やまゆり園の事件を忘れない」という神奈川宣言を発表した。

 

宣言は「計画的な殺人は絶対に許すことはできません。人間には一人一人、人権があります。すべての人に生きる意味と価値を考えてもらいたい」などの内容で、事件の再発防止を求めている。

 

被害者19人を追悼し、事件を考える全体会が開かれた21日に続き、22日は「グループホームの過ごし方」や「戦争反対」、「障害者権利条約」など11の分科会が開かれた。

 

約千人が参加した閉会式では、参加者が「やまゆり園のような事件は二度と起きてはいけない」「私たちへの差別や虐待をなくすために手を取り合おう」などの意見を発表した。

 

また、「入所施設をなくせ」「わたしたちの権利をみとめろ」などの大会スローガンが読み上げられた。

 

大会は22回目で、横浜での開催は初めて。

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