(写真・神奈川新聞社)
横浜市保土ケ谷区内の商店街で、ラケット替わりにスリッパを使った「全ほどスリッパ卓球選手権大会」が開かれている。担当者は「市内全域に広めたい」と意気込む。最後の予選と決勝は12日に開かれる。
スリッパ卓球は誰でも参加できるスポーツとして温泉街などで人気があることから、地域活性化につなげようと、区内で建設業者(46)が昨年10月、和田町商店街で初めて開いた。年齢不問で初心者でも気軽に参加できるため、定員32人はすぐに埋まった。ゲームは5点マッチで、2セット先取。1分近くラリーが続くこともあり、非常に盛り上がったという。
今回は区内の8商店街が参加。趣旨に賛同した卓球メーカーの社長が市内に住む縁もあり、卓球台やボールの提供を受けた。
大会はすでに4日間のうち3日が終了。別のイベントと同時開催した商店街では、相乗効果で来街者が増える反響もあった。
上星川商店会のメンバー(38)は今年からスタッフに加わり、主審も務める。中学時代に卓球で関東大会にも出場した腕の持ち主。「普段使うラケットと違い、ボールに回転がかからない。屋外なので風の影響も受け、運にも左右され、誰でも楽しめる」という。
大会は実行委員会とNPO法人「ハマのトウダイ」の共催。12日の会場は和田町駅前広場。問い合わせは、実行委(昭和建設内)電話045(333)1751。
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