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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市港北区に代々続く農家で、バナナやパパイアなど南国果樹の栽培に挑む男性がいる。「バナナが好きで、自分で育てて食べてみたい」という探究心が高じて約10年。季節を問わず農作物直売所に時折お目見えする横浜産バナナは、隠れた人気商品に成長した。

 

栽培を手掛けるのは「カネコ農園」の金子清紀さん(43)。常に15~16度に保たれた温室には「三尺バナナ」の樹木がパパイアやパイナップルとともにひしめき合う。

 

主力は梨やキウイなど露地栽培の果物だが「出荷時期が限定的」。客をつなぎ止めるために通年出荷が可能な温室作物に着目したという。

 

果実は地上1~2メートルの高さで房状に実り、一部が黄色くなったら収穫。貯蔵庫で10日~2週間かけて完熟させ、JA横浜の「ハマッ子」直売所メルカートきた店(同市都筑区)で販売する。

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