(写真・神奈川新聞社)
「国民政党とは何か。おぼろげながら見えた気がする」。午後8時。開票作業の開始と同時に真っ先に当選確実と報じられた自民党の小泉進次郎氏(36)は、自民の黄金時代構築に意欲をたぎらせた。
今回も全国を飛び回り「学びの多い選挙だった。都会だけ見ていると国造りを誤る。全てを見て、できる限り受け止めるのが真の国民政党だと思った」。秋田県で、希望の党の「満員電車ゼロ」公約があきれられていたエピソードを紹介し、自らの戒めとした。一方で、津々浦々に支援組織を持つ党の強み、発展の可能性も強く感じたという。
そして、もちろん「自民党に対する不信や不満、政権への飽きにも似た思いもしっかり受け止めた」。だからこそ、三度(みたび)の大勝も「野党がボタンを掛け違えなかったら政権交代の可能性あった」と冷静に受け止めていた。
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