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(写真・琉球新報社)

沖縄県読谷村を拠点に活動する長崎県出身のフリーダイバーで、世界記録保持者の木下紗佑里(さゆり)さん(27)が1日、名護市辺野古の大浦湾で素潜りをした。

 

世界各地の海を潜ってきた木下さんは「(大浦湾は)小さい魚、生き物がたくさんいて穏やかで優しい海だ」と印象を語った。米軍普天間飛行場の移設先として埋め立てが計画されることについては「単純にもったいない。500年、600年かけてできた自然も壊すのは一瞬だ。年月をかけないと簡単には戻らない」と強調した。

 

潜水したのは辺野古のイノーにあるブルーケーブなど3地点。

 

中南米のカリブ海や地中海など世界の海を潜ってきた木下さん。県内では恩納村の真栄田岬で素潜りの練習をしているが、初めて本島東海岸の海に潜った。船長の牧志治さんによると「今の時期はプランクトンが多く、いつもよりは濁っている」というが、木下さんは「海が透明で洞窟の所から光が差しているのがとてもきれいだった」と感銘を受けた様子だった。

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