(写真・琉球新報社)
拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)=横浜市=の父孝樹さん(30)=うるま市出身=と「ひまりちゃんを救う会」のメンバーは1日、寄付総額が1億円を超えたことを受けて県庁で記者会見した。1日現在の総額は1億947万円余で目標額2億9500万円の約3分の1にとどまるため、さらなる支援を呼び掛けた。
陽茉莉ちゃんは感染症による発熱や、血栓を取り除くための補助人工心臓のポンプ交換を繰り返すなど容体は一進一退。両親は10月末の渡米を目指している。
孝樹さんは「多くの方に励ましていただき感謝している。必ず移植を実現し、元気になった娘と共に支援してくれた方々にお礼を言いたい。まだ会わせていない沖縄の祖父母(陽茉莉ちゃんの曽祖父母)にも娘を会わせたい」と話した。
「救う会」は県内で募金箱を設置している人々に対し、募金箱に寄せられた寄付金を9日までに同会の口座に振り込むよう呼び掛けている。募金箱の設置数は県内各地の店舗や銀行窓口など約2,500カ所。同会メンバーが回収する予定だったが、設置数が膨大になったため振り込みを呼び掛けることにした。
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