image
【伊平屋島】「自然の造形美と沖縄の原風景を撮る~『てるしの』の島スポット散策」プログラムのイメージ写真(写真・琉球新報社)

模合に女子会、スポーツ合宿…。沖縄本島に住む皆さん、気の合う仲間と離島あっちぃ~(歩き)しませんか! 島にはたくさんの物や便利さはないけれど、都会にはない豊かさがあります。そんなディープな島々の魅力をお得に体験できるプログラム「島あっちぃ 離島観光・交流促進事業」(主催・沖縄県企画部地域・離島課)が9月30日まで、モニターツアーの参加者3000人を募集しています。

 

沖縄県には東西約1000キロメートル、南北約400キロメートルに及ぶ広大な海域に39の有人離島があります。今回、モニターを募集しているのは伊平屋や粟国、多良間などの小規模離島を中心に19島20地域。1泊2日~2泊3日の日程で、島の皆さんが自信を持ってオススメするプログラムを体験できる上、費用の8割が助成されるというお得な内容です。

 

プログラム内容は、海や山での自然体験や農漁業体験、リフレッシュや美容系など全78プログラムと実に多彩。「伊平屋島海人体験~夜の海(イザリ)漁体験」「水くみから始める海人塩作り体験(伊江島)」「島のお母さん達から教わる島野菜・山菜料理(渡名喜島)」「絶景パークゴルフ場で島人と交流試合(久米島)」など、島人の“技”と“ぬくもり”を感じさせるものばかりです。

 

各プログラムの所要時間は約2~3時間ほど。参加者がそれぞれ自由に島を楽しむ時間もたっぷりあります。

 

モニターツアーの実施時期は10月下旬から2017年3月中旬まで。秋~冬旅行にぴったりです。

 

応募対象者は沖縄本島に住む県民(未就学児童を除く)で、6歳以上18歳未満は父母同伴が必須となります。気の合った仲間との模合や企業・団体の研修旅行、大学のゼミやサークル旅行、スポーツ合宿など、交流を深めながら人材育成を目指すグループや団体に特にオススメです。 参加者は体験プログラムや地域との交流会に参加した後、アンケートや振り返り会で、プログラムについての感想や意見を述べます。離島観光を楽しみながら、島の人と一緒に今後のプログラムを充実させていくことができるのです。

 

同じ沖縄県に住んでいても、本島に住む私たちは、離島の魅力はもちろん、島の特殊性や人々が抱える悩みや課題を知らないことも多いのではないでしょうか。「例えば高校がない離島の場合、進学時には親子別々の二重生活になるなど、生活コストが本島以上にかかるんです」。今回の事業を受託するカルティベイト社長の開梨香さんはこう語り、「島の魅力を知って、リピーターになってほしい」と願いを込めます。

関連カテゴリー:
関連タグ: