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試作品を前に同事業のコンセプトを説明するアンテナの石原地江代表取締役=25日、那覇市の雑貨店モジュール(写真・琉球新報社)

 

沖縄県那覇市内の小規模事業所が中心となって立ち上げた新地域ブランド「ナハイズム」の発表会見が25日、同市旭町の雑貨店モジュールで開かれた。沖縄の伝統工芸品やデザインに独創的なアレンジを加えて付加価値のある商品を創造することで、那覇の魅力を国内外に広く発信していく。リピーター観光客やシニア層、ビジネスユースを含む「オトナ」の旅行者の支持獲得を狙う。

 

第1弾として、龍柱が駒になったオリジナルのボードゲーム「琉球連珠」(バイテン)や、月桃やヤモリなど沖縄らしいモチーフを厄よけのアクセサリーにした「御願(うぐわぁん)チャーム」(ナカダ)、首里織で全面装飾したソファ(モジュール)など6社の商品を2月以降、順次発売していく。

 

「ナハイズム」には、琉球王朝大交易時代から多様性を受け入れ昇華させてきた沖縄の歴史遺産や、寛容と挑戦の連鎖で新しい価値を創造し続ける「那覇気質」のコンセプトを込めた。

 

参画事業者のアンテナの石原地江(くにえ)代表取締役は「熱意とアイデアにあふれる小規模事業所に挑戦の場を提供することで、唯一無二かつ高品質な那覇ブランドを広めたい」と期待を寄せた。

 

商品または同事業に関する問い合わせはアンテナ(電話)098(860)5218まで。

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