image

(写真・琉球新報社)

 

使わなくなった学校制服を預かり、必要としている人に低価格で販売する活動をする沖縄県沖縄市の子ども応援団「笑(わら)びん」はこのほど、中学校の新1年生のオリエンテーションを前に、沖縄市内の事務所で試着会を初開催した。沖縄市内の8中学校や高校などの制服を取り扱っている。

 

笑びんは2014年の12月に立ち上げ、15年の夏ごろから本格的に活動を開始した。団長の森田好美さん(48)は「私もシングルマザーで経済的に大変だったが、近所の人に制服を譲ってもらって助かった」と設立のきっかけを語る。

 

1万7千円の学ランを千円で提供、ジャージは500円、体育着は300円で販売している。森田さんは「少しでも出費を軽減できれば、部活動などに必要なものが買える。転入生などにも利用してもらいたい」と呼び掛けた。

 

21日に開かれた初の試着会に子どもと訪れた市内の女性(46)は「すごくいい取り組みだ。新品の制服も買うが、2、3着目を用意できるのは助かる。このようなリユースが主流となってほしい」と笑顔を見せた。

 

フェイスブックのページ「子ども応援団笑びん」で活動を確認できる。

関連カテゴリー:
関連タグ: