トークショーで自身のプロジェクトを通した沖縄と福島との交流の魅力を語る知花くららさん(右)=6日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー 画像を見る

 

福島県の復興状況や食・観光の魅力などを伝える「チャレンジふくしまフォーラムin沖縄」(福島県主催、琉球新報社共催)が6日、沖縄県那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれた。約210人が参加した。同市出身のモデルで、国連世界食糧計画日本大使の知花くららさんのトークショーや「沖縄と福島の交流拡大に向けて」と題したトークセッションがあった。

 

知花さんは東日本大震災後の2012年から毎年、福島県内で暮らす母子を座間味村慶留間島に招き、キャンプを行っている。始めた当初、子どもが「この海、入っていいの?」と尋ねる姿に「胸が苦しくなった」と知花さん。キャンプ後も参加者と「同窓会」を開いているという。放射線への不安や葛藤など、福島県民にはいろいろな考えがある、と知花さん。「私たち一人一人が関心を持って、目を向けることが大切だ」と強調した。

 

フォーラムでは内堀雅雄知事が講演したほか、福島県産米の試食などもあった。

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