現代版組踊「肝高の阿麻和利」の茨城、東京公演に向け練習に励むうるま市の中高生ら=20日、うるま市勝連平安名のシビックセンター 画像を見る

 

【うるま】沖縄県うるま市内の中高生らで演じる現代版組踊「肝高の阿麻和利」が8月10日に茨城県で開催される。現地の実行委員会は出演者の費用負担を減らそうと、インターネットで資金を募るクラウドファンディングを31日まで実施している。目標額は1千万円で、7月22日時点で約550万円集まるなど支援の輪が広がっている。

 

今年は現代版組踊の誕生から20年、組踊上演から300年の節目の年。支援者の期待を背負ったうるま市の若者たちは、茨城の地で躍動すべく日々、練習に励んでいる。

 

当初の目標額は公演にかかる一部経費400万円だったが、1カ月で達成した。その後、1人当たり7万8千円程度かかる航空機代や宿泊費の負担減を目指し、実行委は目標額を1千万円に再設定。募集を継続した。

 

県外公演は10年ぶり。当日昼と夜の2回公演に、中高生約90人が出演する。8月12日には東京の国立劇場でも公演がある。出演する与勝高校3年の堀込美空さん(17)は「こんなにも応援してくれる人たちがいる。その気持ちに応えたい」と意気込んだ。

 

支援先は https://readyfor.jp/projects/amawari-ibaraki で確認できる。公演の問い合わせは小美玉市四季文化館みの~れ(電話)0299(48)4466。

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