第32軍司令部壕、公開求める声高まる 首里城地下の戦争遺跡、再建に併せ「平和のとりでに」
記事投稿日:2019/12/02 15:00 最終更新日:2019/12/02 15:00
第32軍司令部壕の第5坑道内部。かなりの補強工事が進められているが、風化の足跡も感じさせる=2015年6月
焼失した首里城の再建に向けた支援が広がる中、地下にある日本軍の第32軍司令部壕の公開を求める声が高まっている。1996年、県の第32軍司令部壕保存・公開検討委員会の委員長として公開を決めた名桜大前学長の瀬名波栄喜さん(91)=那覇市=もその一人。瀬名波さんは「首里城と司令部壕は不可分の関係にある」と首里城再建と併せて改めて司令部壕公開の必要性を訴える。32軍司令部壕の公...