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沖縄ツーリスト(OTS、東良和会長)のレンタカー部門「OTSレンタカー」が、大同火災海上保険と提供する「One Two Support訪日旅行保険」の加入件数が、昨年1月の発売開始から1年で3万4千件を突破して好調だ。レンタカーの損害保険に加えて旅行中のけがや病気などを保障する内容で、外国人観光客の保険未加入による医療費未払いの防止にもつながっている。

 

OTSレンタカーを利用する人の4割が同保険に加入。保険金の支払件数は2019年12月31日時点で358件、累計1287万7974円となっている。

 

ダイビング中に脳梗塞を引き起こした台湾人観光客が治療や入院費に300万円を要したところ、保険を適用したケースなどがある。

 

大同火災が提携している専門コールセンターは6カ国語に対応しており、病院と患者の語学のハードルも解決している。

 

現在、豊見城中央病院や徳洲会グループなど県内10カ所の医療機関と提携し、今後も増やしていきたい考え。

 

沖縄ツーリストの安部潤マーケティング戦略本部長は「レンタカーの損害保険に旅行保険も付いた全国で初めての取り組みを、観光立県の沖縄でやることに意義がある。加入率を上げていきたい」と話した。

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