辺野古軟弱地盤 70メートル以深のデータ存在 防衛省は設計に反映させず
記事投稿日:2020/02/10 13:00 最終更新日:2020/02/10 13:00
埋め立てが進む辺野古沿岸部。大浦湾側に軟弱地盤が広がる=1月19日午後、名護市の米軍キャンプ・シュワブ(小型無人機で撮影)
沖縄県名護市辺野古の新基地建設予定地に軟弱地盤が存在する問題で、これまで防衛省が実施していないとしていた水面下70メートルより深い地点の地盤の強度試験について、同省の委託業者が土質が軟弱であることを示す調査結果を2018年にまとめていたことが分かった。防衛省は「試料の信頼性が低い」として結果をその後の設計に反映させず、他の地点で得られたデータを基に地盤の安定性を確保でき...