沖縄関係路線を運航する全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)グループは8日、ゴールデンウイーク期間中(4月29日~5月6日)の搭乗実績を発表した。沖縄発着と県内離島路線を合わせた全体の旅客数は、前年比95・7%減の2万768人となった。提供座席数に対する搭乗率は合計で16・1%だった。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため玉城デニー知事は連休中の県民の外出自粛とともに、他府県からの来県自粛を呼び掛けていた。
旅客数は各便の着座数を人数として計上しており、往復で利用した場合は2人と計算する。このため実際の移動人数は半数の1万人程度と推計される。また、離島路線など県内移動を除くと、大型連休中の県外と沖縄の人の往来は8千人程度だったと見られる。
ANAの旅客数は前年比95・2%減の1万779人だった。このうち沖縄発の上り路線は5657人、県外発の下り路線は5122人だった。
JALグループ4社(JAL、JTA、RAC、JAC)の旅客数は同5・5%の9989人。このうち県外路線は上りと下り合わせて6594人、本島と離島間など県内路線の旅客数は3395人だった。
関連カテゴリー: