沖縄戦跡の文化財指定わずか1.9% 進む崩落、調査追いつかず 41市町村に調査
記事投稿日:2020/06/30 15:30 最終更新日:2020/06/30 15:30
戦争遺跡として文化財指定が検討されている「旧億首橋」=金武町金武(町教育委員会提供)
沖縄戦で住民らが避難した壕や日本軍が構築した陣地壕などの戦争遺跡について、県内41市町村が把握している1313カ所のうち市町村などが文化財指定しているのは、14市町村26カ所で1.9%にとどまることが29日、本紙の調べで分かった。10市町村は現在、計12カ所の文化財指定を検討している。戦後75年が経過し、壕などは崩落や消失が進む。戦争体験者の高齢化で証言の裏付けも得られ...