【うるま】漫才コンビ「キングコング」の芸人で、絵本作家としても活躍する西野亮廣さんが19日、沖縄県うるま市の兼原小学校を訪れ、自作の絵本「えんとつ町のプペル」を小学1~3年の児童337人全員に1冊ずつ寄贈した。西野さんは「新型コロナの影響を受け、精神的に不安定になる人もいる。上を向いて頑張ってほしい」とエールを送った。
寄贈数は約360冊で残りは4~6年の各教室や図書室に設置した。「えんとつ町―」は黒い煙に覆われ星の見えない街が舞台。みんなから仲間外れにされる「ゴミ人間」と少年が、希望を信じて行動し奇跡を起こす物語。今年12月には映画公開も予定されている。
この取り組みは、西野さんがウェブ上で運営するオンラインサロンのプロジェクト「こどもギフト」の一環で、サロン会員からの支援で子どもたちに毎月絵本を贈っている。
同校3年の高良優陽(ゆうひ)さん(9)は「とてもうれしい。家に帰ったらすぐに読みたい」とうれしそうだった。野原真由美教頭は「子どもたちが本に親しむいい機会になった。ありがたい」と感謝した。
西野さんは兼原小の後、うるま市の赤道小の児童にも計273冊を寄贈した。
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