「ヨナ選手は大会に向けて、毎朝10時ごろからリンクで3〜4時間、地上でも3〜4時間のトレーニングを積み、コンディションは上々。高麗大学の卒業式も、練習を優先して欠席するほど、今回の大会にかけています」

こう語るのは、韓国紙・フィギュア担当記者のチョ・ボムジャさんだ。

 

13日からカナダで開催される今季最終戦の『世界選手権』で、絶好調の浅田真央(22)と2年ぶりの直接対決に挑むキム・ヨナ(22)。彼女は今季、韓国の国内大会や小さな国際大会で高得点をマークしているが、大きな大会には出ていなかった。プレッシャーに打ち勝つことができるかがポイントだとみられている。

 

そんな彼女の今の”必勝グッズ”は、ルイ・ヴィトンの特注鞄だという。昨年、ルイ・ヴィトンはヨナのために特注のトランクを製作した。彼女がデザイナーと話し合って、9カ月を費やして作られたトランクは、スケートシューズやブレード、小物類を機能的に収められる”ヨナ仕様”の逸品だ。

 

「トランクはヨナ用にひとつ、チャリティ用に2つ製作されました。ヨナはユニセフ親善大使を努めていることもあり、チャリティ用のものも作られたんです。今年1月、ヨナ直筆のサイン付きでオークションに出品され3千400万ウォン(約300万円)で落札されました。全額がユニセフに寄付されるそうです」(韓国誌記者)

 

ヨナはこのヴィトンの特注鞄を持って、カナダへの戦いに向かう。前出の記者・チョさんは言う。

 

「ヨナ選手は『問題は浅田選手の技術よりも私が失敗しないことです。今回も自分を超えなければいけません。最大のライバルは私です』と、語っていたそうです。本人はトリプルアクセルに成功した浅田選手のことを、まったく気にしていないようです」

 

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