「しばらく休んで自分の人生を見つめ直すのはいいことだと思います。しかし、私にはマオが本当に引退するとは思えませんね」
そう本誌に熱く語るのは、ラファエル・アルトゥニアン氏(56)。かつて浅田真央選手(23)のコーチを務めた“恩師”だ。
2月25日、浅田は東京都千代田区の日本外国特派員協会で会見し、来季以降の現役続投の可能性について「今のところハーフハーフ(半々)くらい」と揺れる心境を吐露している。彼女の去就が注目されているのは日本ばかりではない。前出のアルトゥニアン氏は、引退には大反対だという。
「マオは年齢的にもまだまだ若いし、才能についても十分に発揮されたとは言い難い。ソチでも、周囲のスタッフが彼女のコンディションをもっとケアできていたら、と残念でなりません。もし彼女が望むなら喜んで再びコーチを引き受けますよ。私ならもっともっとマオを輝かせることができるし、その自信もあります。4年後の平昌五輪では、もちろん金メダルを取らせるつもりです」
ニュースキャスターの辛坊治郎(57)も引退反対派だ。
「ソチ五輪ではイタリアのコストナー選手が27歳で銅メダルを獲得しましたが、私は4年後、27歳になった真央ちゃんの大人の演技がみたいです。芸術的なフィギュアの最高到達点を目指してほしいと思います」
女優やキャスターなど、引退した場合の進路も取り沙汰されているが、漫画家・やくみつるさん(54)は、さらに大胆な提案を……。
「彼女にはチャラチャラした職業は向きませんよ。“日本の顔”として、日本のよさを伝えるような仕事をしてほしいです。あの顔立ちから、いちばん適しているのは舞妓さんでしょう!あとは、あれだけしっかりマスコミに対応できるわけですから、バスガイドさんとか……。私も含めて、日本国民の多くが、彼女を身内みたいに思っていますから、芸能界とかに入って毒されてほしくはないですね」