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(写真・AFLO)

「大会直前の29日に公開練習が行われたのですが、錦織選手は俊敏な動きをしていたのとは対照的に、表情がかなり曇っていましたね」(スポーツ紙記者)

 

10月3日、東京・有明で1回戦が始まった『楽天ジャパンオープンテニス』。強敵が相次ぎ欠場となり、第1シードで臨めることになった錦織。それでも終始、浮かない表情を見せていたのはなぜだろうか――。

 

「彼のモヤモヤは、交際中のモデル・観月あこさん(24)と自分の両親が“冷戦状態”にあるから。両親は彼女との交際に拒否反応を示していて、観月もそれに対して歩み寄ろうとしない。錦織選手は恋人と両親の“板挟み”で苦しんでいるようです」(テニス関係者)

 

9月中旬、大阪で開かれたデビス杯でも、両親と観月との“確執”が露わになっていた。

 

「この大会には、錦織選手の母・恵理さんと姉・玲奈さん、そして恋人の観月さんも観戦に訪れていました。母と姉の席はテニスコートを縦に見るコートエンド席。いっぽう観月さんがモデル仲間の女性と並んで座ったのは横から見るコートサイド席。ここは錦織選手が陣取るベンチのすぐ後ろなんですが、母・恵理さんたちからは遠く離れた位置でした。両親と彼女の“冷戦”に配慮したのか、事前にわざわざ錦織選手が『離れた別々の席を』と手配したそうです」(大会関係者)

 

実はそれ以前にも、両親と観月の間に、決定的な亀裂が生じたと見られる出来事があった。8月下旬から行われた全米オープンでのことだ。昨年の全米では、同じホテルに宿泊したが、今年は同宿を希望する観月を錦織サイドのスタッフが“追い出した”という。

 

「マイケル・チャンコーチが一年前の大会中、2人のあまりのベタベタぶりを怒った経緯もあり、錦織選手と彼女との同宿を認めなかったそうです。昨年は1回戦で敗退していますから、そのイヤな記憶が観月さんの存在とダブって蘇ったのでしょう。そんななか、彼のご両親とお姉さんも応援でNY入りしていました。錦織選手はこの機会に仲を取り持とうと、家族と観月さんの食事会を準備していました。しかし急遽、この食事会はキャンセルに。ご両親の意向だったと聞いています」(別のテニス関係者)

 

観月を“冷遇”する錦織の両親。そこには、両親の“息子の元カノ”への未練が大きく影響しているという。

 

「前の恋人で、北京五輪にも出場した元新体操選手の坪井保奈美さんを、両親はとても気に入っていました。大会中、錦織選手が“足が痛い”と言えば、寝る時間を削ってマッサージをし、栄養学もしっかり学んで特製ドリンクを作ってあげたり。彼が腰を痛めたときは、下の世話までする献身ぶりでした。まさに保奈美さんはご両親にとって“理想の嫁”でした」(前出・テニス関係者)

 

元カノを忘れられない両親と観月との“板挟み”に悩んだ錦織は、姉御と慕う人物にも相談していた。その相談相手は、先月27日に離婚を公表したばかりの伊達公子(46)。日本人テニスプレイヤーとして最高位の世界ランク4位に上り詰めた伊達は、同じくトップを目指す錦織にとって最高のアドバイザーだ。

 

「これまで、1年に1度アメリカ西海岸の街・インディアンウェルズで直接会って、互いの“近況報告”するのが恒例になっていました。ここでは毎年3月に男女の試合日程が重複する大会があって、世界ツアーに参加する選手が親交を深めやすいのです。錦織も公私にわたる悩みを伊達に聞いてもらっていたといいます」(前出・テニス関係者)

 

2年前に錦織が訪問した際は、帰りに伊達自らが昆布や鰹節のおにぎりを握って送り出したという。

 

「2人は普段から連絡を取り合っているそうです。錦織選手は食事会キャンセルのことや両親と恋人との“冷戦”状態について相談したようです。15年間の結婚生活にピリオドを打つ決意をした伊達さんは、『1年中、海外を転戦するテニス選手が結婚を維持するのは、とても難しい。だから、結婚相手は慎重に選ばないと』と、親身になってアドバイスしたそうです」(別のテニス関係者)

 

自分と同じ“失敗”を、弟のように可愛がっている錦織にはさせたくない…。そう伊達は気遣い、本人には“耳の痛い忠告”をしたのだろう。

 

「日本に帰国してから、錦織選手は彼女との間に少し距離を置き始めたように見えます。2人が一緒にいる時間が激減したようですから。それがご両親の意向に従ったせいなのか、伊達選手のアドバイスによるものなのかわかりませんが」(テニス関係者)

 

錦織選手の今大会での活躍とともに、2人の交際の行方からも目が離せない――。

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