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30日にフジテレビ系のゴールデンタイムで放送された格闘技イベント「RIZIN2017‐夏の陣‐」の平均視聴率が6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ゴールデンでは物足りない数字だった。

 

大会前から話題になったのは、かつてバラエティー番組で活躍したタレントの野沢直子(54)の長女、真珠・野沢オークライヤー(23)の総合格闘技デビュー戦。真珠はアマチュア経験豊富な対戦相手にもかかわらず終始自分のペースで試合を進め、1ラウンドに腕十字固めでギブアップを奪って勝利。リングサイドの母を号泣させた。

 

リングサイドの絶叫応援でおなじみのタレント・あびる優(31)のイケメン夫・才賀紀左衛門(28)も出場。しかし、相手は「神童」と呼ばれる那須川天心(18)。あびるが叫ぶ間もなく秒殺KO負けした。

 

リングサイドには、なんと同局の主演ドラマ「セシルのもくろみ」の視聴率が低迷する真木よう子(34)も来場。カメラに向かってドラマをPRしていた。

 

「今や大みそかも中継している同イベント。フジはかつて自局で中継K-1やPRIDEで巻き起こした格闘技ブームを再燃させたいと考えています。ところが中継では”核”になる人気選手がいないため、女子格闘技を全面に押し出すことに。真木にPRさせたことにしてもそうですが、これではコアな格闘技ファンが離れてしまいかねません」(テレビ関係者)

 

かつてはK-1やPRIDEが2ケタを連発し、トップクラスの選手たちは“ジャパニーズドリーム”をつかみスターとなった。だが昨年おおみそかの同イベント中継は、最高が午後7時から9時の第2部で7.1%。4月のイベント中継は5.4%とふるっていない。ブーム再燃とならないのは、いったいなぜなのか。

 

「K-1といえば故アンディ・フグさん(享年35)、PRIDEといえばアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(41)のように、日本の格闘技ファンも感情移入して応援できるスター選手がいました。またヘビー級中心で格闘技ファンでなくても試合を楽しめた。ところが『RIZIN』は軽量級の選手が中心で全体的に選手が小粒。そのため、ブームになる要素がないといわれています」(格闘技業界関係者)

 

10月大会には日本格闘技界のレジェンド・桜庭和志(48)の参戦が発表されたが“起爆剤”となるか。

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