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「いまアメリカから帰ってきたばかりなんです。ええ、シカゴへ傑の応援に行ってきました」と語ったのは、東京都内に住む大迫傑選手(27)の父・猛さん。10月7日のシカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を出した大迫選手。息子の快挙を現地で見守ることができて、猛さんも満足そうだった。

 

「(傑は)中学生のころから競技に対して非常に真摯に向き合っていました。27歳になるまで13~14年も、毎日厳しい練習を行っているわけで、親から見てもとても粘り強い性格だと思います。海外に応援に行ったのは、今回で4回目ですね。まぁ、孫たちに会いに行くようなものです(笑)。(傑の)長女は6歳、次女は4月に生まれたばかりなんです」

 

大迫選手は早稲田大学在学中の’12年に結婚している。お相手は、アイドルグループSKE48の研究生だった2歳年上のあゆみさん(29)だ。

 

――大学生の息子さんが、元アイドルと結婚されたのですから驚かれたのではないですか?

 

「6年前に結婚するという報告を受けたときは、ちょっとびっくりしました。でも彼女のサポートもあって傑もプロのランナーになれましたし、家族4人がオレゴンで楽しそうに暮らしているので喜んでいるんです」

 

大迫選手一家がアメリカに拠点を移したのは3年前のこと。スポーツ紙記者はこう語る。

 

「同じころに、あゆみさんはアスリートフードマイスターの資格をとって、大迫選手の食事の管理をするようになったそうです。ちなみに、大迫選手の“勝負飯”はうなぎだそうです。大きな試合の前には夫人が、うなぎ料理を用意していると聞いています」

 

当初は、あゆみさんも新しい環境や英語になじむのに苦労した。また大迫選手が長期の合宿に参加するときは、夫人や子供たちがテレビ電話で励ましているという。父・猛さんが続ける。

 

「家族のことを自慢するようで恥ずかしいのですが……。目的に向かって挑戦し続ける傑、日本語の通じない国でバイリンガルで頑張る孫たち、そして外国で家族を守りながら、私たち夫婦のことまで気にしてくれるあゆみ。彼らの姿を見るたびに感心しています」

 

2年後の東京五輪では、元アイドル妻と2人の子供たちが大迫選手に声援を送る姿が見られるに違いない。

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