■“無視”はモラハラのなかでも残酷な行為
「今回の報道の内容を分析すると、内村さんの場合は、自分が現役引退を考えている大事な時期にまで嫁姑問題を持ち出され、『妻はわかってくれない、話すのも無駄だ』と思ってしまい、妻を避けるというモラハラに走ってしまったように思えます」
内村は約三週間もの間、妻を避けるようにして口を利かなくなり、ショックを感じた妻は、体調を崩し、体重が33キロまで落ちてしまったと報じられている。岡野さんによると、人によっては、無視は暴言よりも精神的にダメージが大きいことがあるという。
「実は、モラハラのなかでもきついのが“無視”なんです。暴言であれば『メシがまずい!』と言われればおいしくする、『帰りが遅い!』と言われれば早く帰るなど、一応は対処のしようがある場合もあります。でも無視はなんのヒントもなく解決法が見つからない。ただただ人格否定です。
こうして人格否定をされていった妻は、自己肯定感が低くなっていき、精神的に参ってしまうのです。夫本人は腹が立っても暴言を吐いたりするよりいいと思って無視しているかもしれませんし、言葉で説明するのが面倒なのかもしれません。でも、無視すると言うのは実はとても残酷なことなのです」
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