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3月に6年ぶりとなるWBCが開催され、例年以上の盛り上がりが予想される2023年のプロ野球。オリックス・バファローズの26年ぶり日本一で終えた今シーズンだが、すでに各球団は秋季キャンプや移籍交渉に取り組み、来シーズンに向けた動きを加速させている。

 

采配が勝敗を大きく左右するなか、果たしてどの監督がチームに栄光をもたらすのか。

 

そこで本誌は、来シーズン「期待できる監督」についてアンケートを行った(12月6日~8日)。野球ファンから最も多くの期待を獲得した監督はいったいー―。

 

3位は、阪神タイガースの岡田彰布監督(65)。阪神での現役時代に“バックスクリーン3連発”でトリを飾るなど数々の伝説を残し、阪神の監督としては就任2年目の05年にリーグ優勝を果たして08年の退任までAクラスをキープ。 12年にオリックス・バファローズの監督を退任して以降は、野球解説者として人気を博していたが、来シーズンから監督復帰することに。

 

10月の就任会見では「“優勝します”とはよう言わないですけど。僕は(監督としては)シーズンが終わる頃には楽しみにしてもらったら」と語るなど、自信をのぞかせていた岡田監督。

 

期待できる理由として、《昔監督していた時よかった印象があるから》《岡田監督は優勝させた実績もあり今年もスタートの不調があったが優勝が期待できるだけの実力があると思うから》と05年のリーグ優勝の経験をあげる人が多かった。

 

また、《今シーズンの解説を聞いていて、改善すべき点をよくわかっていると思うので。実績があるから》というように的確な野球解説から監督として期待を寄せる人も。ぜひ1年目での「アレ」を実現してほしい。

 

2位に入ったのは、読売ジャイアンツの原辰徳監督(64)。これまで巨人で9度のリーグ優勝、3度の日本一だけでなく、09年のWBCでも世界一に導いた球界を代表する名将だが、今シーズンは4位、5年ぶりのBクラス入りという悔しい結果に終わった。

 

さらに、9月にエースの坂本勇人選手(34)が女性との中絶トラブルを「文春オンライン」で報じられ、原監督の監督責任も問われることに。“内憂外患”となった今シーズンだけに、原監督の来シーズンにかける思いは強い。続投が決まった10月に「どこかに老け込みつつある私自身、逆にその悔しさが私を奮い立たせてくれた、このまま終わってたまるかという新しい情熱、燃えたぎる血液が出てきたのが今シーズンだった」と意気込みを語っていた。

 

そんな原監督を推す理由として、《経験豊富》《実績があるから》というようにこれまでの圧倒的な成績をあげる人が多かった。また、《巨人にはベテランの強い選手が多く元ソフトバンクホークスの松田選手も加入してチームの士気も上がると思うため》と福岡ソフトバンクホークスからの移籍が決まった松田宣浩選手(39)などベテラン勢の活躍を期待する声も。

 

そして、栄えある1位に選ばれたのは北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(50)だ。昨年10月に監督就任が発表され、就任会見では「世界一の球団、世界一のチームにしたいです」とぶちあげて、さらに監督ではなく「ビッグ・ボス」と呼ぶよう求めるなど“新庄劇場”を展開。

 

正月恒例の『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(ABC・テレビ朝日系)への出演など、メディアにも積極的に露出して注目を集めていた。3月29日の本拠地での開幕戦では空飛ぶバイクにまたがって入場するなど度肝を抜くパフォーマンスを見せたが、25年ぶりに開幕5連敗するという苦しいスタートに。5月7日には早々に自力Vが消滅し、その後も最下位が定位置となり、浮上することなく今シーズンを終えた。

 

しかし、悪いことばかりではない。自身の指導のもと、清宮幸太郎選手(23)や吉田輝星選手(21)を大きく成長させるなど育成手腕を見せていた。また昨年の就任会見では今シーズンについて「優勝なんか目指しません」とまさかの宣言をしていたが、最終戦のセレモニーで「日本一だけを目指してぶれずに頑張っていきます」と語り、来シーズンへの闘志を燃やしている。

 

そんな新庄監督は、2位の原監督と2倍近い得票数を獲得するという圧倒的な期待が寄せられた。理由として《何かやってくれそうな感じがするから》《何かやってくれそうな雰囲気がある。来年は2年目なので今年よりも期待が持てる》という声が相次いだ。

 

また、今シーズンの経験を踏まえて《一年目を経験して、二年目はチームのことをもう少し考えられると思ったから》《今シーズンで口だけでは無いことを証明したため、期待できる》と推す声も。

 

果たして、誰が胴上げ監督となるのか。来シーズンも目が離せない!

 

最終結果はこちら。

 

1位 新庄剛志(北海道日本ハムファイターズ)…171票
2位 原辰徳(読売ジャイアンツ)…84票
3位 岡田彰布(阪神タイガース)…43票
4位 高津臣吾(東京ヤクルトスワローズ)…40票
5位 松井稼頭央(埼玉西武ライオンズ)…28票
6位 新井貴浩(広島東洋カープ)…25票
7位 吉井理人(千葉ロッテマリーンズ)…22票7
7位 藤本博史(福岡ソフトバンクホークス)…22票
9位 立浪和義(中日ドラゴンズ)…20票
10位 三浦大輔(横浜DeNAベイスターズ)…18票
11位 石井一久(東北楽天ゴールデンイーグルス)…16票
12位 中嶋聡(オリックス・バファローズ)…11票

 

【調査概要】

実施期間:22年12月6日から22年12月8日
調査対象:20歳以上の男女500人
調査方法:WEBでのアンケート

 

『WEB女性自身』調べ(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)

出典元:

WEB女性自身

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