第2位に選ばれたのは、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手(21)。70票を獲得した。
準決勝のメキシコ戦では、160キロの豪速球を連発。海外メディアからも注目され、メキシコ戦の際には米国のツイッタートレンドで「Sasaki」が1位に。あの大谷も一目おいているといわれ、WBC中に米メディアから次に注目すべき選手を聞かれた際に佐々木の名前を挙げたという。
また、人気の理由はその人柄にも。チェコ戦で、エスカラ選手の膝に死球を当ててしまった佐々木。しかし、翌日エスカラ選手の元に、大量のロッテのお菓子を持参し謝罪。エスカラ選手はこの謝罪を「彼の人間性が現れた行動だ」と絶賛していた。
そんな“完璧”な佐々木だが、メキシコ戦では4回に3ランホームランを被弾してしまう。しかし、7回裏に吉田正尚がお返しの同点3ランを放ち、最終的には大逆転勝利をおさめた。この起死回生となった吉田の3ランの際、元阪神の福留孝介氏は佐々木が裏で安心し、嬉し泣きしたことを明かしている。このように、若くして活躍しながらも、大舞台で悔しい経験もしている佐々木のさらなる成長を期待する声が。
「今回の糧にとんでもない成長をしそうだから」
「期待の持てる若手投手だから」
「今回の経験を活かしてほしい。若くてまだまだ伸び盛りで成長が可能」
「170キロがみたい」
「160km超えのボールを何球も投げていてまだ21歳と若いし今後も頑張って欲しいと思ったから」
そして、第1位に輝いたのはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(28)。2位の佐々木の3倍以上となる228票を獲得した大谷は、投打の二刀流で活躍し、大会のMVPにも選ばれた。大谷が高校3年生のときに、「人生設計シート」に記した「27歳 WBC MVP」の目標を、コロナ禍による1年の延期はあったものの、見事達成したのだ。
精神面でもチームを引っ張った。決勝の前には、「憧れるのを辞めましょう。憧れてしまったら超えられない。今日1日だけは憧れを捨てて勝つことだけを考えていきましょう」と呼びかけて士気を高めたのだ。
また、コメントの節々からその器の大きさが滲み出ている。優勝後のインタビューで「この先に向けてどんな思いですか?」と聞かれた大谷は、「日本だけじゃなく、韓国も台湾も中国も、その他の国ももっともっと野球が大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できてよかったし、そうなってくれることを願っています」と回答。まさに、世界の大谷の視点だ。今回の調査では、そんな大谷への野球ファンの期待の大きさが明らかになった。
「世界のスーパースターの2刀流にチームをリードしてもらいたいから。メジャーでの活躍が益々レベルアップしていてまた世界一になるでしょう」
「年齢的にもリーダーとしてこれ以上ふさわしい人はいない」
「他の選手からの尊敬、信頼を集めチームをより良い方向へ導く存在だから」
「投打で大活躍したから。さすがメジャーリーガーという感じ。大谷選手がいると、チームが一丸となって盛り上がり、士気が上がる。実力があって、華がある」
【次のWBCに出てほしい野球選手ランキング】
1位:大谷 翔平(228票)
2位:佐々木 朗希(70票)
3位:ダルビッシュ 有(68票)
4位:ラーズ・ヌートバー(55票)
5位:村上 宗隆(41票)
【調査概要】
調査対象:15歳~の男女300人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)