大谷翔平「800億円」契約金を狙う投資話が殺到…実母の紹介要求する執拗な勧誘も
画像を見る 不動産投資をやっていたという松井秀喜

 

■イチローは弓子夫人が資産管理。不動産投資中心に100億円以上運用

 

一般的には、メジャーリーガーは投資に積極的だという。メジャーリーガーの投資事情について『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2023』(廣済堂出版)の著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。

 

「メジャーリーガーの年俸には国税が最高39.6%、プラス地方税数%がかかり、代理人に支払う額もあるので手元に入るのはほぼ半分。ですから、ただ銀行に寝かしておくようなことは誰もしません。代理人が資産500万ドル以上の富裕層を対象とした投資顧問会社を紹介してもうけさせるのです」

 

日本人の元メジャーリーガーたちも実際に投資をしている。イチロー(49)は’21年4月に公開されたSMBC日興証券の公式YouTubeチャンネルに出演し、

 

「現物株だけはやってよしという家訓があるんです」

 

と小学生時代から投資を始めていたと告白している。

 

「イチローさんは’08〜’12年の5年間の年俸約94億円のうち、30億円弱を引退後に分割で受け取る『ディファード・ペイメント契約』をしていました。当時は利息が5%もあり、かなり得をしたと思います。弓子夫人が資産管理をしており、不動産投資を中心に100億円以上を運用。高利回りで税制優遇が得られる方法も熟知し、プロ顔負けだと聞いています」(前出・友成さん)

 

上原浩治(48)は’19年1月放送の『ジョブチューン』(TBS系)に出演した際、日本とアメリカで複数の不動産を所持し、日本ではマンション経営をしていると告白。

 

「投資の基本は分散ですから、株式、債券、不動産など、別々に資産を分けるのは理に適っています。あとは人によって得意分野を重視すればいいと思います。松井秀喜さん(48)も不動産投資をやっていましたね。トランプ元大統領が建築したNYの高級マンションの最上階にあるペントハウスを約12億円で購入し、トランプ氏に称賛されたこともあります」(前出・友成さん)

 

藤川球児(42)はメジャーでの経験を生かし、将来に不安を抱える後輩たちから資産運用の相談を受けているようだ。

 

「藤川さんは資産の7割をアメリカで持ち、さらにそのうちの7割を投資に回しているそうですね。メジャーの選手は短期で稼いだ資産をどうやって長期で増やしていくか、みんなが考えています。特に長谷川滋利さん(54)は現役時代から本格的に資産運用を行っていました。それでも、リーマンショックのときに資産の半分ほどを失ってしまったそうです。資産の運用は早くから始めたほうがいいのですが、入れ込みすぎないことが大事です。実は投資で破産する選手も結構いるんです。ほどほどに距離を置きながらやるのが賢い投資法といえるでしょうね」(前出・友成さん)

 

必ずもうかる話など存在しない。投資に失敗はつきものだからこそ、リスク管理が大事なのだ。

 

「大谷選手が“理想の女性は母親”と話しているのは、堅実な金銭感覚に絶大な信頼を置いているからなのでしょう。親子とも“投資の罠”にハマることは決してないと思います」(前出・在米コーディネーター)

 

どんな“誘い球”にも冷静に対処する。それが大谷なのだ。

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