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《プロに転向する決意をしてから、1年が経ちました。この1年間を、応援してくださり、見てくださり、本当にありがとうございました。また「見たい」と思っていただけるよう、全力で努力し続けます。進化し続けます。これからも、よろしくお願いいたします!》

 

7月19日、自身のツイッターで、メッセージを発信した羽生結弦(28)。プロ転向を表明してからちょうど1年、当時の会見で「ぜひ期待してほしいなって思っています」と宣言した通り、“プロゆづ”の勢いは止まらなかった。スケーター史上初の単独東京ドーム公演『GIFT』は完売、全国を巡るアイスショーでは座長も務めた。

 

お祝いムードに包まれた同日、スポーツ紙サイトである衝撃的な試算が発表された。

 

「山口大学経済学部の加藤真也准教授とゼミ生8人が、アイスショー、CM・広告、書籍・雑誌・写真集の3つの観点から10日間かけて分析したところ、羽生がこの1年間で日本にもたらした経済効果は、約176億円にのぼるというのです」(スポーツライター)

 

■羽生が差し入れた最中は1日4000個売上

 

だが羽生の経済効果は、これだけではなかったようだ。

 

「プロ転向後、羽生さんが紹介したモノに対して“同じものがほしい、食べたい”と思ったファンからの注文が殺到する、“羽生売れ”現象が起こっていると聞きます。ある雑誌の表紙で羽生さんが座ったスーツケースは、約40万円と高額にもかかわらず、一時在庫切れとなったそうです」(前出・スポーツライター)

 

実際に、全国各地で“羽生売れ”の嬉しい悲鳴が相次いでいた。

 

羽生が5月のアイスショーで共演者に差し入れしたことから人気に火が付いたのは、仙台の新名物「シーラカンスモナカ」。小豆の中にバターが入っている。

 

「一気に売上が5倍になりました。1日800個程度で販売していましたが、制限なしで売ると4000個まで到達しました。今は1日2000個の制限ですが、昼過ぎには完売してしまいます。行列もすごくて、開店1時間半前から並ばれる方もおります。この状態が続いているので、羽生さんの人気には改めて驚いております」(株式会社アンディヴィデュエルの担当者)

 

また、5月2日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で羽生が試食して

 

「やばい。めちゃくちゃ好みです。もっと食べられますね。多分その箱1個、ドーンと食べられますね」

 

と大絶賛した「名古屋コーチン卵のプリン」も、人気が急上昇。

 

「あの日、羽生さんの食事姿が放送された瞬間から注文が殺到して、あっという間に売り切れました。それから1カ月以上は、注文受付を開始しても3分もたたずに完売という日々が続きました。今でも1時間で売り切れてしまいます。現状、4週間後まで発送の予定が埋まっています。今までも色々な番組で紹介していただいたんですけど、ちょっと今回はレベルがちがうなって…。羽生ファンのすごさに驚いています」(NEW SHINE株式会社の担当者)

 

3月のアイスショーで、会場入りの際に羽生が着ていたレインコートも、数秒間テレビに映っただけで売れたそうだ。

 

「当日中に店舗在庫も含め、すぐ完売しました。商品が1日だけでなくなることは普通ありえないです。完売後も、再販のお問い合わせをいただきます。3年前に着用いただいたパーカーもすぐに完売して、もうありません」(AddElm 株式会社の担当者)

 

羽生がイメージキャラクターを務める西川株式会社も、売上が伸び続けている。

 

「テレビCMには出ていないのに、羽生さんがイメージキャラクターになってからは、オーダー枕の売上がずっと伸びています。他の要因もありますが、売上は前年比130%で推移しています」(担当者)

 

さらには、羽生がカバンの中身として紹介した、スクリュードライバーまでバカ売れしていた。

 

羽生はスケートシューズとエッジを繋ぐネジを調整するために「常にドライバーは1本持ち歩くようにしています」という。販売元の藤原産業株式会社の担当者は、本誌に反響を明かす。

 

「ネットでの注文がかなり増えているんです。もともとは1カ月で数える程度しか売れていなかったんですけど、羽生さんが動画で紹介してからは、10日間で300個くらい売れています。日用品とはいえないものなので、羽生さんの影響力が強いのではないかと思います」

 

これらの実例を踏まえて、水野総合FP事務所代表の水野崇さんに、改めて羽生の経済効果を試算してもらうと――。

 

「“羽生売れ”の経済効果は、少なく見積もっても5億円はあるかと思います。

 

また、元の試算に、ファンが会場外で使った交通費、飲食費、宿泊費などの”来場者支出額”が含まれていない場合、のコンサートなどを参考に計算すると、その額はアイスショー5公演で約20億円になります。

 

ほかにも、アイスショーに合わせた新幹線の増便や、羽生さんの地元・仙台への、継続的なファンの訪問なども考慮すれば、この1年間の経済効果は200億円を超えるのではないでしょうか」

 

将来的には、さらなる羽生バブルを巻き起こす可能性も――。

 

「同じくスターの大谷翔平選手を例に挙げると、前回大谷選手が辞退したWBCの試算に比べて、今回のWBCの経済効果は、約300億円も押し上がりました。これはあくまで大谷選手一人の力ではないですが、羽生さんも今後の活躍次第で、さらに100億円は増す可能性があります」(前出・水野さん)

 

故郷での“ゆづリンク”建設構想や、世界を目指す後輩たちの支援活動など、今後ますます活躍の幅が広がるであろう羽生。2年目の“プロゆづ”なら、経済効果300億円も夢ではない!

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