107年ぶりの優勝を果たし、喜ぶ慶応ナイン(写真:時事通信) 画像を見る

8月23日に行われた「第105回 全国高等学校野球選手大会」の決勝戦で、神奈川県代表の慶応高校が宮城県代表の仙台育英高校との対戦を制し、見事107年ぶりの優勝という快挙を成し遂げたが、しかしその応援について疑問が浮上している。

 

慶応は一回、先頭打者の1番・丸田湊斗選手(3年)のソロなどで2点を先取し、二回にも追加点を獲得。仙台育英も二、三回に1点ずつ獲得するなど追い上げを見せたが、慶応が五回に、2死から福井直睦選手(3年)の適時二塁打などで5点をあげ、仙台育英を一気に突き放した。以降は強力な育英打線を抑え、8対2で慶応が勝利した。

 

SNSでは《慶応優勝おめでとう!!》《慶応、107年ぶりの優勝おめでとう》と祝福の声が上がっている。

 

しかし、そんななか、物議を醸していることがーー。それは慶応応援団のマナーだ。

 

107年ぶりの優勝がかかっていたこともあってか、この日、慶応の応援席は超満員。応援にも熱が入っていたが、序盤から慶応が守備の場面で、仙台育英が三振になったりアウトになったりすると慶応の応援席では大きな歓声が上がっていた。またTwitter(現X)には「慶応の応援団がアルプスでないところで立って応援している」と現地からリアルタイムで報告していると指摘する投稿も上がっていた。

 

■守備中の歓声はマナー違反の可能性も

 

高校野球連盟が定めている「第105回 全国高等学校野球選手大会」の「応援に関する注意事項」では、「マナーを守った節度ある応援」が求められており、守備中の応援については《座ったまま、拍手のみで》《「がんばれ」などと集団で声を合わせる応援もできません》と綴られている。これに照らし合わせると、慶応の応援は“マナー違反”となる。

 

そんな慶応の応援は試合中から大きな注目を集めることとなり、Twitterでは「慶応の応援」がトレンド入り。さらに、応援団の“マナー違反”を指摘する声がこう上がっている。

 

《慶応の選手たちはこんなに素晴らしい戦いをしているのに、応援はこれどうなんだろうなあ…学生達ではなく単純にOB達なんだろうけど、自校の攻撃時なら全然良いけど守備時のこの声の出し方は、戦っている両校選手に対して無礼では?決勝見てて、応援が不快で見るのやめようと思ったのなんてはじめてよ》
《慶応の応援すごいのはわかるけど、育英の選手が三振になった時にすげーでかい声で「ワアア!」になるのはどうなの?ストライク入っただけでもあるし。守備側の方でアレは相手に失礼なのでは》
《慶応の応援、マナーが悪い。反則レベルだと思います。相手も必死に練習を積み重ねてきた、野球に青春を捧げている高校生です。一昨日観戦に行った時、慶応のOBの人たちのマナーが悪くて引きました》
《せめて慶応守備のとき声抑えてもらってもいいですか、、、、単純に不快です、、、》

 

107年ぶりの優勝に向けて多数のメディアも取り上げ、巻き上がる“慶応ブーム”。やっと掴んだ栄光だったが、慶応球児たちの顔に泥を塗らないよう応援側の配慮も必要だったのかもしれない。

出典元:

WEB女性自身

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