3月18日に行われた競泳のパリ五輪代表選手選考会。女子100メートルバタフライ決勝では池江璃花子選手(23)が2位に入賞し、パリ五輪の代表入りを決めた。
‘16年に若干16歳でリオデジャネイロ五輪に出場した池江選手。日本記録をいくつも塗り替えてきたが、’19年に白血病と診断されることに。約10ヵ月にわたる闘病生活を経て’20年3月17日に復帰して初めてプールに入った。復帰当初からパリ五輪出場を目標にしていた池江選手。ちょうど4年で夢を実現した形だ。
そんな池江選手のことを超大物ミュージシャンが密かに応援していたという。それは、矢野顕子(69)だ。矢野は3月20日、Xにこう綴った。
《笑われることを承知で書きますが、池江璃花子さんが闘病中の頃、わたしは60才を過ぎて始めた水泳(それまでは完全なカナヅチ)で息継ぎがうまく出来ずに奮闘中でした。すぐ休みたくなる自分に、池江さんは今泳ぎたくても泳げない、ならばわたしは彼女の分まで泳いであげなければと真剣に思い、ゴールを目指していたのでした》
そして矢野は《オリンピック選考会でパリ行きをつかんだ彼女を見て、本当によくがんばったねえと勝手に思っています。Go Rikako Go!!》と結んだ。
池江選手の分まで泳ぐことで応援し、池江選手がパリ五輪に出場することを「本当によくがんばった」と祝福した矢野。その思いやりから、Xでは矢野を讃える声がこう相次いでいる。
《矢野顕子さんという方は、なんという素敵な思考回路をされているのでしょう》
《絶対に誰も笑わないかっこいい話です》
《顕子さんの、優しさに涙が》
《池江さん推しの私から言わせてください。ほんとうにありがとうございました》
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