大谷翔平 実父と妻・真美子さんにあった意外な共通点…愛妻3カ条にそっくり、子のため引越しも
画像を見る 実業団時代から子供たちにバスケを教えることが好きだったという(写真:アフロ)

 

■「大谷夫妻の新居選びに徹さんの人生観も反映されている」

 

彼女の兄もラグビー選手だが、お父さんはいわゆる体育会系な教え方ではないという。

 

「昔のスポーツ漫画に出てくるような“スポ根”指導ではなく、子供目線、相手目線での教え方を大切にしていると聞きました。たとえば子供たちが初めてラグビーのスクラムやタックルをする際、子供同士でやらせると痛い思いをしてラグビーが嫌いになってしまうそうです。そのため、お父さんはまず子供たちに自分に向かってやらせます。“ラグビーって楽しい”と感じてもらうためだといいます」(前出・実業団時代の関係者)

 

真美子さんが実父から学んだ教えは、結婚生活にも生かされていた。『メジャーリーグ完全データ選手名鑑2024』著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。

 

「先日、真美子さんは始球式のオファーを断り、心臓病の13歳の少年、アルバート君に譲っていました。彼は目を見開いて喜んでいましたね。大谷選手は真美子さんと相談した結果、“球場に見に来られない病院の子供のほうがいい”と夫婦で決めたと話していました。これも真美子さんの“子供目線”の行動の一つなのだと思います」

 

大谷がロバーツ監督に贈ったプレゼントにも、真美子さんの“おもてなし”を感じるという。

 

「ドジャースのロバーツ監督の誕生日にウイスキーとチョコレートの詰め合わせを渡した際、大谷選手は“真美子さんのアイデア”だと言ったそうです。真美子さんはパティシエ並みにスイーツ作りがお得意だと聞いておりますが、チョコレートを選ぶところも、監督の2人のお子さんのことを考えたんだろうなと感じます」(前出・友成さん)

 

大谷は3月に、ECCとの共同プロジェクトを通じ、3年間で延べ300人の子供たちの留学支援を行うことを発表していた。プロジェクトの費用は全額、大谷が負担するという。

 

「今年8月に日本の小学4年生から高校3年生まで計100人を1週間、ロサンゼルス留学に招待することが決まっています。このプロジェクトも“子供目線”の真美子さんのアイデアを取り入れていると思います」(前出・友成さん)

 

大谷夫妻はまもなく、785万ドル(約12億3千万円)で購入した「ラ・カニャーダ・フリントリッジ」にある新居に移り住む。実はこの地を選んだのも、徹さんが理想とするライフスタイルの影響を受けていたのではと前出のスポーツ紙記者は分析する。

 

「徹さんは高校卒業後、三菱重工横浜で社会人野球の選手となりました。ですが、加代子さんと職場結婚した後は大谷家の将来を考えて、地元・岩手に戻ったんです。その理由が、『子供に野球をやらせるんだったら、田舎の環境のほうがいいと思っていた』からだったとか。

 

大谷夫妻がセレブの集うビバリーヒルズではなく、自然豊かで動物と共生する街『ラ・カニャーダ・フリントリッジ』を選んだのも、徹さんの人生観が反映されているといえるでしょう。徹さんにとって、真美子さんは息子を安心して任せられる“理想の妻”なのです」

 

今年の父の日、本拠地ドジャー・スタジアムの観客席にいる真美子さんの声援を受け、大谷は“感謝のホームラン”を決めることができるか――。

 

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