「今回は残念やったけど、まだ19歳。まだまだやり直しはきく年齢。次のオリンピックでも23歳で若い。次を目指したらいいこと。応援したい!」
こう語ったのは体操女子のパリ五輪日本代表に選ばれていた宮田笙子(19)の実家近くに住む女性。
宮田の喫煙と飲酒が内部告発により発覚し、7月18日に緊急帰国。その日のうちに聞き取り調査が両親の同席のもとで行われ、宮田は飲酒と喫煙を認めたという。
7月19日には日本体操協会が緊急記者会見を開き、代表行動規範に違反したためパリ五輪への出場を辞退したと発表した。
現在、20歳の誕生日まであと約2カ月の19歳であることから、SNS上などでは「処分は厳しいのでは」という声が。
五輪に3大会連続出場した為末大氏(46)は19日に自身のXで《問題だったとは思いますが、代表権を奪うほどではないと思います。どうか冷静な判断をお願いします》と私見を述べた。
一方で、武井壮(51)は22日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、日本代表選手には国の予算が使われており、「強化費用使っている選手がルールすら守れなかったらそりゃ当然外される」と見解を述べていた。
議論が巻き起こる中、宮田の両親の胸中とは――。
「宮田さんの実家は400年以上の歴史があるお寺です。笙子ちゃんは小さいころからすごくハキハキした子で、受け答えもしっかりしていました。もちろん運動もできてね、みんなで走っても、笙子ちゃんだけ走るのが速かったです。
笙子ちゃん本人はここまで大変な努力してきたと思います。ご両親も笙子ちゃんのことを応援されていましたね。
奥さんは保護犬を何匹も引き取るような優しい方です。ご主人も本当に素敵なかたで、カラスに荒らされたゴミ捨て場を自ら率先して片づけしている姿を見たことがあります」(別の実家近くに住む女性)
寺の住職でもある宮田の父に話を聞いた。
――「女性自身」です。笙子さんのことでお伺いしたいんですが。
「ちょっと急いでいますんで…」
記者の方を振り向きはしても、質問には答えずに寺に向かっていった。長年娘を応援してきた両親にとっても、“想定外”の事態だったのか――。