現地時間7月31日に行われたパリ五輪体操男子個人総合の決勝で、初出場の岡慎之助(20)が金メダルを獲得。’12年のロンドンと’16年リオデジャネイロの内村航平(35)、’21年東京の橋本大輝(22)に続き、日本勢は五輪体操男子個人総合で4連覇を成し遂げた。
ところが、この歴史的瞬間に、現在「NHKパリオリンピック2024 アスリートナビゲーター」として、五輪中継や関連番組に出演している内村航平の姿がなく、肩を落とした視聴者が続出した。
オリンピック4大会で金メダル3つ、銀メダル4つの合計7つメダルという偉業を成し遂げた内村。パリ五輪では初めて選手ではなくNHKのアスリートナビゲーターとして、アナウンサーとともにさまざまな競技に登場し、独特の”内村節”でリポートを行っている。
7月29日の体操男子団体総合の決勝では、会場からリポートしていた内村。「僕も優勝した気持ち」と喜び、スタジオから「選手にかけたい言葉は『おめでとう』か『ありがとう』かどっちが強いか」と聞かれると「おなかいっぱいです」と返答。その後、「おめでとうも、ありがとうもありきたり過ぎる。感動をありがとうもだし、感情がおなかいっぱいなんですよ。おなかいっぱいと伝えたい」などと発言し、体操元王者の内村ならではなコメントが話題となったばかりだ。
しかし、31日の体操男子個人総合の中継は日本テレビが担当。体操の表彰式が行われている時間帯、内村は、NHKが担当した競泳中継のため、競泳会場のプールを背にリポートしていた。放送局の関係とはいえ、せっかくリポートを行っている体操のレジェンドが歴史的瞬間に体操会場に不在だったことに、がっかりする声が続出した。
《なんで内村君プールにいるんだよ! おかしいだろ》
《ベルニャエフの演技見る内村航平見たすぎた。なんでいないの》
《え、内村さん、なんで競泳会場におるの》
《やっぱり内村航平さんがプールサイドいるの意味わからん。競泳レジェンドをお呼びして内村さんは体操会場いて欲しかったなぁ。体操も競泳もやっていた方々にしか語れない面があるだろうよ》
《体操競技の裏で内村航平に水泳競技の現場で仕事させるテレビ局、ちょっと謎采配過ぎるんだよな。誰もそんなこと望んでなさそうなのに》