■ご褒美のクレープはレシピを引き継ぎ再現
奥州市から足をのばして、大谷選手が高校時代を過ごした花巻市に立ち寄る“巡礼者”も多い。
大谷選手の母校は、メジャーリーガー菊池雄星選手(33・LAエンゼルス)を輩出した甲子園常連の花巻東高等学校。
「市内にある日居城野運動公園の中、花巻東高校のグラウンドバックネット裏には、2021年に大谷選手と菊池選手がMLBオールスターゲームに同時選出された記念に2人の手形を飾ったモニュメントが設置されました。
2024年4月には、大谷選手の2023年シーズンMVPとホームラン王を記念して設置したモニュメントが加わっています。
高校の敷地内に立ち入らなければ誰でも見学可能です。自分の手と実際に比べてみてください」(花巻市観光協会)
高校では寮生活で野球づけの毎日だった大谷選手だが、ひそかな楽しみがあったという。
「大谷選手は中学生のときに入っていた一関リトルシニアでの練習後は、かならずシュークリームやエクレアを買って食べていた甘党。
高校時代は体作りのため毎食10杯の白米がノルマでしたが、それとは“別バラ”で、同級生に頼んでクリームたっぷりのクレープを練習後のご褒美として寮で食べていました」(地元紙記者)
そのクレープと同じ味が楽しめるのが地元民に愛される「マルカンビル大食堂」だ。
「大谷選手が試合に勝ったときのご褒美として食べていたのは市内の商業施設にあったフードコートのチョコバナナクレープ。
そのフードコートが閉店したため、レシピを引き継いで再現。
ありがたいことにとても人気があり、冷凍で販売しています」(運営する上町家守舎の三上那苗さん)
この冬の旅は、大谷選手との距離がグーッと近くなる、聖地巡礼をしてみてはいかがだろう。
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