■子供のときの転居が心身に与える影響
11月、メディアプラットフォーム「note」に真美子さんの実兄でラグビーの田中真一選手(30)の所属チームが投稿した真一の人物紹介にも、こんな記述があった。
《父親の仕事の関係で、小さい頃から引っ越しを繰り返したが、環境が変わってもずっとラグビーを続けてきた》
子供時代、引っ越しを繰り返すことが心身に与える影響について、心理カウンセラーの横山真香さんが解説する。
「私のクライアントでも子供のときの引っ越しの過去がトラウマとなっている人はいます。
その人の性格にも非常に関わってくるのですが、新しい環境に慣れることに多くのエネルギーを消耗する場合ですと、引っ越しはストレスになります。
社交的なイメージの強い真美子さんですが、もともとの社交性に加えて、引っ越しによってさらに磨かれていったものでしょう。
ただ、小学校高学年や、中学校の思春期は周囲に適合するのに大変だったこともあったのではないでしょうか」
真美子さんが繰り返してきた引っ越しだが、メジャーリーガーも同様のようだ。メジャーリーグ評論家の福島良一さんがこう語る。
「野球に集中するためには引っ越しをしないにこしたことはありません。ご近所付き合いなどもあるでしょうしね。
お子さんができたりしたら、学校の問題なども出てきます。真美子さんが少女時代に5回も転居していたということになると、自分の子供にそういった思いをさせたくないと思うことでしょう。
大谷選手はドジャースと’24年から10年契約を結んでいますので、今後9年間、39歳になるまでずっとドジャースでプレーできるわけです。
大谷選手が長期契約を結んだのも結婚を決めていた真美子さんと引っ越しをせずに、安心して暮らしていくためでもあったのではないでしょうか」
前出の『USA Today』のインタビューで、「みんなが私をサポートしてくれたことに感謝しています」と語っていた大谷。真美子さんと助け合いながら、さらなる高みを目指していくーー。
