「11月7日(日本時間、以下同)、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が司会を務めるポッドキャスト番組に、同僚であるウィル・スミス捕手、クレイトン・カーショー投手、ブレイク・スネル投手らが多数出演しました。
そこでベッツ選手は『ヨシ(山本由伸)がやったことは信じられない。休息0日だぞ』と大絶賛。スネル選手も『まるで6日休んだみたいに同じように投げていた』と感嘆するなど、最高の賛辞を贈っていました」(スポーツ紙記者)
ドジャースが世界一連覇を成し遂げた激闘のワールドシリーズで3勝を挙げ、MVPを獲得した山本由伸投手(27)。全世界に注目されたのは王手をかけられた第6戦と第7戦に中0日で連投して“大逆転”に貢献した献身的な姿だ。前出のスポーツ紙記者は言う。
「第7戦終了直後、由伸選手はチームメートに抱き締められ、『もう無心で。何か野球少年に戻ったような気持ちでした』と語っていたのが印象的でした。
由伸選手がベンチにいるとき、黒色のノートに野球に関するメモを熱心に書き込んでいる場面をよく見ます。それが彼の少年時代からのルーティンだということを番記者は皆、知っていますよ」
スポーツライターの友成那智さんもこう語る。
「由伸選手は登板するすべての試合でノートをつけていて、投球時の心身のコンディションや、打者への具体的な攻め方などを記入していると聞きました。野球ノートを書き始めたのは中学生のときに加入した少年野球チーム『東岡山ボーイズ』のころからで、もう15年になるといいます。当時、ノートを書き忘れると練習が増えたり、走らされたりする“ペナルティ”があったため、渋々日課にしていた結果、今につながる大事な習慣になったとか。ノート選びには彼のこだわりもあって、黒色で手になじむサイズ、そして背中がリング型のノートを好んで使ってきたそうです」
