3月6日、東京ドームでWBCの1次ラウンドC組がおこなわれ大会連覇を狙う日本代表・侍ジャパンは白星発進。この日、1番DH(指名打者)に入ったドジャースの大谷翔平選手(31)は初戦から満塁ホームランを放ち、会場から大声援を受けた。侍ジャパンは8日、オーストラリア戦に勝利する前に早々と準々決勝進出を決めた。
『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2026~WBCにも対応!~』編著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。
「もともと侍ジャパンメンバーが日本で発表された際、大谷選手は《投手》で登録されていました。しかし、2月6日(日本時間)にWBC出場登録選手が発表された際には《DH》に。多くの球界関係者やファンは“大谷はピッチャーとして投げないのが確定か?”と複雑な心境を吐露していました」
大谷は前回のWBC決勝戦の米国戦で1点リードの9回に登板。当時の同僚の強打者・トラウトを三振に切って取り、胴上げ投手となった。友成さんは続ける。
「ドジャース側は大谷選手に今季はフルシーズンで二刀流を貫いてほしいと大きな期待を寄せています。だから“無理なことはできるだけさせたくない”というのが球団の意向なのです。チームのワールドシリーズ3連覇がかかっているし、ロバーツ監督も『オオタニは投げない』と断言しています。それゆえ大谷選手はDHでの出場なのです」
しかし、侍ジャパンは2月に入り“悲劇”に見舞われた。
「投手陣にケガが相次いだのです。クローザー候補だった阪神の石井大智選手、西武の平良海馬選手が故障で離脱。2月27日の試合では同じくクローザー候補の巨人・大勢選手も負傷交代するハプニングも。強いチームに不可欠な“守護神”が定まっていない状態なのです」(前出・友成さん)
大谷なりに危機感を覚えたのか4日の会見ではこう語っていた。
「本当にどのチームも素晴らしいと思いますし。前回大会もそうでしたけど、スムーズに勝てる試合っていうのはなかなか少ないと思うので。先制されることもあれば、2点3点離されることももちろん想定していかないといけないのかなとは思っているので……」
