シリーズ人間の最新ニュース
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最高齢女性サーファー71歳!ビッグウェーブに年齢関係なし
2021/10/04 11:00神奈川県藤沢市鵠沼海岸。湘南エリアでも屈指の人気サーフスポットだけあって、沖ではこの日もボードに跨がった大勢のサーファーたちが、ころ合いの波を待ってプカリプカリと浮いていた。やがて、少し大きなうねりが沖から打ち寄せてくると、彼らは慣れた様子で、次々と波に乗って──。「おおっ、笈川さん、やるなー!」砂浜から沖を眺めていた記者の隣で、不意に大きな声を上げたのは、日本を代表する老舗サーフブランド「GOD -
元日本2位の女性サーファーは71歳。還暦で海に戻ってきた理由
2021/10/04 11:00若いころは自分の好きなことしかやらなかった。強烈に惹かれたサーフィンで、猛練習、全日本で2位に輝いた。結婚で海は引退と決めたが、体調の悪化、夫との不仲、入門し直した猿若流でしごかれて、悔し涙を流したことも。師範となり、サーフィンを再開したいまだからわかる。自分の半生は、決して“無駄足”ではなかったと――。神奈川県藤沢市鵠沼海岸。湘南エリアでも屈指の人気サーフスポットだけあって、沖ではこの日もボード -
大谷翔平選手がくれた「希望」故郷・奥州市の子供たちに夢を!
2021/09/23 11:00岩手県の南部に位置する奥州市は、米メジャーリーグ(MLB)エンゼルスの大谷翔平選手(27)の生まれ故郷だ。入団4年目にして、野球の神様ベーブ・ルース以来とされる投打の“二刀流”で、幾多のメジャー記録を塗り替えようとしている大谷選手。9月に入り、シーズンも残り3週間を切ったなか、ホームラン王やMVP獲得の行方を、世界中が固唾をのんで見守っている。現在の活躍に先立ち、奥州市が「大谷翔平選手ふるさと応援 -
MLBお墨付きの「応援団」地元奥州から大谷翔平選手へエールを!
2021/09/23 11:00「昨日の試合で、大谷選手が右手にデッドボールを受けたときは、本当にヒヤッとしました。すぐに試合復帰できたときは、私たち市役所職員も市民の皆さんも『よかったね』と言い合って。もう、身内を応援する気持ち。どんなに世界で有名になっても、スーパーヒーローというより、やっぱり、おらほ(わが町)の大谷選手なんです」8月30日の午後、奥州市役所4階の都市プロモーション課で、ふるさと交流係長の大越克芳さん(48) -
教師の性暴力を母に告白し叱られ…28年苦しみ実名で戦った被害者
2021/09/13 11:00「性犯罪では、被害に遭った人は『一生苦しむ』と言われたり、ときには『魂の殺人』という表現で語られたりします。それは一部事実だけど、本当ではありません。人には、戻る力もあります。私も一時は“先生”や“札幌”という言葉を聞くのもひどく苦痛でしたが、変われました。周囲の支えや法律に守られることによって立ち直れる事実を、私の体験を通じて知ってもらいたいのです」フォトグラファーの石田郁子さん(43)が、信頼 -
教師からの性暴力を顔出しで訴え…「どうか被害者を責めないで」
2021/09/13 11:00加害者からは「恋愛」だと言われ、親にも誰にも話すことができず、心が凍りついていく。フォトグラファーの石田郁子さん(43)が、信頼する教師から「性暴力」を受け始めたのは、札幌市の中学に通っていた15歳のとき。ずっと「恋愛」だと思い込まされてきて、それが「犯罪」であったと気付いたときは37歳になっていた。児童・生徒への教師による性暴力が後を絶たない現状がある。文部科学省によると、19年度に性暴力やセク -
実家の温もりを――。シンママたちへ居場所作った「普通の主婦」
2021/09/06 11:00「はい、みんなー、ごはんよ!」騒々しい部屋のなか、女性のひときわ大きな声を合図に、子供たちが集まってくる。「はい、愛華。ご飯どれくらい? ストップ言ってよ。あれ、おかずはいらんと? おかず、自分でちゃんと、とってよー」ごはん茶わんに白米をよそいながら、女性はおかずの入った大鍋を指し示す。この日の献立はオクラと豚肉の炒めもの、それに野菜のほうとう。女の子がオタマでほうとうをすくっていると、不意に女性 -
親子食堂から就職支援、無料学習塾まで!シンママ支える「umau.」
2021/09/06 11:00ゲームをしたり、歌ったりしている子供たちに、見守りながら声をかける女性たちの笑い声が響く。とってもにぎやかなこの場所は、福岡県久留米市にある、ひとり親家庭を主とした子育て世帯を支援する一般社団法人「umau.(以下、ウマウ)」の活動拠点。“実家よりも実家”をコンセプトに「じじっか」と名づけられている。なるほど、子供もママも、玄関の扉を開けるときの挨拶は決まって「ただいま」だ。居心地がいいからか、走 -
今日がいちばん元気――ALSの声優語った闘病は「妻に甘えてた」
2021/08/30 11:00渋谷の公園通りのゆるやかな坂道を上って、NHKに向かう介護タクシーの車窓からは、いつものように多くの若者が行き交う景色が見える。月に2回ほどある『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』(NHK Eテレ)の収録は、闘病中の声優・津久井教生さん(きょうせい・60)にとってワクワクできる日だ。その番組は、92年にスタートした前身番組『ニャンちゅうといっしょ』『ニャンちゅうワールド放送局』などを経て、現在は世 -
ALSのニャンちゅう声優 声と引き換えの人工呼吸器は「しない」
2021/08/30 11:00独特のダミ声は、聞いたことがある人ならきっと思い当たるに違いない人気キャラ・ニャンちゅう。演じる、声優の津久井教生さん(きょうせい・60)は還暦まぎわに難病・ALSに。治療法の見つかっていない病気だからこそ、自ら情報を発信する毎日を送る。だが、いずれは呼吸も満足にできなくなる日が来る。気管切開、人工呼吸器を選択すれば一定期間長く生きられるが、ほとんどは声を失うことに。しゃべることが生きること、とい -
念願の青春を手にした“81歳の高校生”人生で初めて夢を持てた
2021/08/23 11:00両親の離婚、夫の病気などのため、一身で家族を支え続けた村田十詩美さん(としみ・81)。中学を辞めて酒屋に奉公しなくてはならず、物陰から見る同級生の通学風景に悔し涙を流したことがあった。父に、花街の仕事を紹介されかけたこともあった。結婚後も大黒柱として四人の子供を育て上げ、手にした夜間学校での憧れの中学生活。大阪府にある「守口市立さつき学園夜間学級」に3年間迷いに迷って入学を決め、9年間通い続けたの -
“70代の中学生”働きづめの10代から憧れた教室は「輝いとった」
2021/08/23 11:00「こんにちは! 庭のアジサイがきれいやったから、持ってきましたよ」太陽が陰り始めた夕方5時すぎ、大阪府にある「守口市立さつき学園夜間学級」の玄関先で、元気な声が響いた。村田十詩美さん(としみ・81)。胸に抱えきれないほどのアジサイを抱いている。「まぁ、見事な咲きっぷり。さっそく玄関に飾らせてもらうわね」応対に出た中田まり先生(62)が笑顔で迎え入れた。村田さんは、70歳でさつき学園の“夜間中学”に -
だいたひかる45歳で妊娠 がん治療中、不妊治療の人が輝いて見え…
2021/08/16 11:00炎天下、照り返しも厳しい都心の住宅街。撮影のつかの間、手を握り合う2人。緊張しながらも「元気に生まれてくるといいね」「笑顔、ちゃんとして(笑)」と仲むつまじくポーズを取っているのは、芸人のだいたひかるさん(46)とその夫、アートディレクターの小泉貴之さん(44)だ。おなかの子は取材当時14週目。「前から出てたからかな? おなかはわかりにくいんです。腰についた肉のほうが気になるくらい」と、だいたさん -
妊娠発表のだいたひかる 不妊治療中がんに…自分の命と子への思い
2021/08/16 11:00がんになってから、命に限りがあることを重々感じた――。だいたひかるさん(46)は、不妊治療中に乳がんが発覚し、全摘手術を経てまさかの再発。もうわが子は望めない、と一時は絶望した。そんなさなかで、支えたのは夫の小泉貴之さん(44)だった。年齢という現実と、がん治療中断のリスク。けれど、2人は、命を懸けて最後の受精卵に賭けると決めた。そんな2人に奇跡が起きた。取材当時、妊娠14週目。3人目の家族は、来 -
ヒマラヤへ通う美容師 リウマチの激痛を乗り越え見えたもの
2021/08/02 11:00「言葉も出ないぐらい驚きました。だって、植村さんの名のついた賞をいただくなんて畏れ多いじゃないですか。そもそも私、植村さんの“追っかけ”なんですから」こう言って笑うのは大阪・心斎橋で美容室を営む、美容師の稲葉香さん(48)。彼女が言葉をなくすほど驚いたのは、世界的な冒険家・植村直己さんの精神を後世に継承するため、自然相手に創造的で勇気ある行動をした人に贈られる「植村直己冒険賞」受賞の報せを受けての -
「真摯で純真な人だった」一周忌迎えた三浦春馬さんの残した愛
2021/07/18 11:00俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。生前の三浦さんについては、誰もが口をそろえて、「どんな人にも真摯に接する純真な人」と評した。三浦さん自身、かつてこんなことを語っている。「自分で言うのも何ですが、僕はちょっと人に優しすぎるとこがあって(笑)」(『からだにいいこと』'19年10月号)超多忙な芸能活動の傍ら、常に弱い立場にいる人たちに心を -
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
2021/07/18 11:00「春馬が亡くなって1年が過ぎますが、いまだに心の整理がついてません。5歳のときに出会った春馬は、息子同然。あの子が、いなくなった感覚がなくて……」俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。多くのファン同様に、「その死をいまだ受け入れられない」と語るのは、三浦さんを子役から育てた「つくばアクターズスタジオ」の代表を務めた加藤麻由美さんだ。「今年 -
「赤井英和の生態」でバズった“嫁アカ”佳子さん語る夫への思い
2021/07/12 11:00「ひえっ……くしょん!」ソファにドカッと腰を沈めた邸の主が、大きくて分厚い背中を丸め、両手で顔を覆った。野太い指でも覆いきれないほど豪快なくしゃみが、雷鳴のように轟く。「ああ、寒いんだね……」奥でお茶の支度をしていた女性はススッとリビングまで寄ってきて、エアコンの温度を上げた。俳優・赤井英和さん(61)とその妻・佳子さん(55)である。'80年代に、プロボクサーとして活躍した赤井さん。'87年にタ -
憎たらしいと思うことを呟いてるだけ SNS大バズ赤井夫婦の結婚秘話
2021/07/12 11:00元プロボクサーで、俳優としても大活躍している赤井英和さん(61)。7月10日からは15年ぶりとなる主演映画『ねばぎば 新世界』(監督・脚本/上西雄大)が公開されるなど、目覚ましい活躍を続けている。(東京・新K’s cinemaほかで全国順次公開)その妻・佳子さん(55)が運営するツイッターアカウント「赤井英和の嫁 佳子」が大バズりしていることをご存知だろうか。ときにシュールで、ユーモラスな、夫・赤 -
かつて結核の治療に携わり今はコロナと闘う 島で唯一の94歳医師
2021/07/05 11:00熊本県宇城市三角町の戸馳島(とばせじま)で診療を続けて70年余。いまでは住民の居場所から食生活まで把握している、「佐藤医院」の佐藤立行院長。患者の話を聞き、触診をして、感覚と経験をもとに的確な診断をし、最近はコロナのワクチン接種も取り組んでいる。半世紀前は、「不治のやまい」と言われた結核の治療に携わった。94歳のいまも、未来に向けて、診療を続ける気概が見えた――。佐藤先生は1927(昭和2)年5月 -
「ワクチン接種は、私の最後の役目」島で診療70年の94歳医師
2021/07/05 11:00広々としたホールで、何人もの高齢者がのんびりとテレビを見てくつろいでいた。ここは、熊本県宇城市三角町の特別養護老人ホーム「豊洋園」。そのホールの中央を、白衣姿の老医師がスタスタと歩いていく。白衣の下のブルーグレーのワイシャツの襟元には鮮やかな七宝焼のループタイ。なかなかのオシャレさんだ。と、それまでテレビを見ていた老婦人がすっと立ち上がる。「先生、先生」そう声をかけながら、曲がった腰を伸ばし伸ばし -
49歳で出産した小松みゆき見せた涙 子のため「長生きしなきゃ」
2021/06/21 11:00「この先も私たち夫婦は健康で、そして私はチビちゃんが恥ずかしくないよう、いつまでもきれいでいなきゃ(笑)。とにかく、この子が大きくなるのを、夫婦でしっかりと見届けていきます!」まだ2カ月目の“新米ママ”の小松みゆきさん(50)は、わが子を抱いて微笑んだ。90年代にグラビアで人気を博し、その後は女優として活動を続けるなか、40代初めから不妊治療をスタート。今年2月に念願の長女を産んだときには、超高齢 -
49歳で待望のわが子誕生 小松みゆき語った高齢不妊治療のリアル
2021/06/21 11:00「そろそろミルクかな」都内のホテルの一室。泣きだした赤ん坊にパパが駆け寄り、ベビーカーごとゆっくり前後に揺するが、泣きやまない。そこへ、「チビちゃん! どうしたの。ママはここにいるからね」隣室で取材のためのメークの最中だったママからの声が届いた途端、ピタッと泣き声はやみ、とびきりの笑顔に。ママの小松みゆきさん(50)は90年代にグラビアで人気を博し、その後は女優として活動を続けるなか、40代初めか -
マラソン瀬古利彦語る 34歳で旅立った愛息がくれた“金メダル”
2021/06/07 11:00「これが、昴がつくってくれた金メダルです」 そう言うと、瀬古利彦さん(64)は黄色い紙製の“心の金メダル”をしみじみと見つめた。日本のマラソン界の第一人者であり、レジェンド。現在の役職は、DeNAアスレティックスエリート・アドバイザーおよび日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーだ。88年、最後のマラソンとなったソウル五輪から帰国した瀬古さんを、妻・美恵さんと、2歳になったばかりの長男・昴くん -
僕はがん患者のトップランナー マラソン瀬古利彦語る愛息の覚悟
2021/06/07 11:00偉大な父親の存在は、昴さんにとっては大きすぎたのかもしれない。また瀬古さんも、そんな息子のことをかまってやれなかったという。心に葛藤を抱いた昴さんを悪性リンパ腫が襲う。治療から逃げてしまったこともあった。覚悟を決めたのは「がん患者のトップランナー」という自覚。そして、家族の励ましだった――。「これが、昴がつくってくれた金メダルです」そう言うと、瀬古利彦さん(64)は黄色い紙製の“心の金メダル”をし