シリーズ人間の最新ニュース
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念願の青春を手にした“81歳の高校生”人生で初めて夢を持てた
2021/08/23 11:00両親の離婚、夫の病気などのため、一身で家族を支え続けた村田十詩美さん(としみ・81)。中学を辞めて酒屋に奉公しなくてはならず、物陰から見る同級生の通学風景に悔し涙を流したことがあった。父に、花街の仕事を紹介されかけたこともあった。結婚後も大黒柱として四人の子供を育て上げ、手にした夜間学校での憧れの中学生活。大阪府にある「守口市立さつき学園夜間学級」に3年間迷いに迷って入学を決め、9年間通い続けたの -
“70代の中学生”働きづめの10代から憧れた教室は「輝いとった」
2021/08/23 11:00「こんにちは! 庭のアジサイがきれいやったから、持ってきましたよ」太陽が陰り始めた夕方5時すぎ、大阪府にある「守口市立さつき学園夜間学級」の玄関先で、元気な声が響いた。村田十詩美さん(としみ・81)。胸に抱えきれないほどのアジサイを抱いている。「まぁ、見事な咲きっぷり。さっそく玄関に飾らせてもらうわね」応対に出た中田まり先生(62)が笑顔で迎え入れた。村田さんは、70歳でさつき学園の“夜間中学”に -
だいたひかる45歳で妊娠 がん治療中、不妊治療の人が輝いて見え…
2021/08/16 11:00炎天下、照り返しも厳しい都心の住宅街。撮影のつかの間、手を握り合う2人。緊張しながらも「元気に生まれてくるといいね」「笑顔、ちゃんとして(笑)」と仲むつまじくポーズを取っているのは、芸人のだいたひかるさん(46)とその夫、アートディレクターの小泉貴之さん(44)だ。おなかの子は取材当時14週目。「前から出てたからかな? おなかはわかりにくいんです。腰についた肉のほうが気になるくらい」と、だいたさん -
妊娠発表のだいたひかる 不妊治療中がんに…自分の命と子への思い
2021/08/16 11:00がんになってから、命に限りがあることを重々感じた――。だいたひかるさん(46)は、不妊治療中に乳がんが発覚し、全摘手術を経てまさかの再発。もうわが子は望めない、と一時は絶望した。そんなさなかで、支えたのは夫の小泉貴之さん(44)だった。年齢という現実と、がん治療中断のリスク。けれど、2人は、命を懸けて最後の受精卵に賭けると決めた。そんな2人に奇跡が起きた。取材当時、妊娠14週目。3人目の家族は、来 -
ヒマラヤへ通う美容師 リウマチの激痛を乗り越え見えたもの
2021/08/02 11:00「言葉も出ないぐらい驚きました。だって、植村さんの名のついた賞をいただくなんて畏れ多いじゃないですか。そもそも私、植村さんの“追っかけ”なんですから」こう言って笑うのは大阪・心斎橋で美容室を営む、美容師の稲葉香さん(48)。彼女が言葉をなくすほど驚いたのは、世界的な冒険家・植村直己さんの精神を後世に継承するため、自然相手に創造的で勇気ある行動をした人に贈られる「植村直己冒険賞」受賞の報せを受けての -
「真摯で純真な人だった」一周忌迎えた三浦春馬さんの残した愛
2021/07/18 11:00俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。生前の三浦さんについては、誰もが口をそろえて、「どんな人にも真摯に接する純真な人」と評した。三浦さん自身、かつてこんなことを語っている。「自分で言うのも何ですが、僕はちょっと人に優しすぎるとこがあって(笑)」(『からだにいいこと』'19年10月号)超多忙な芸能活動の傍ら、常に弱い立場にいる人たちに心を -
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
2021/07/18 11:00「春馬が亡くなって1年が過ぎますが、いまだに心の整理がついてません。5歳のときに出会った春馬は、息子同然。あの子が、いなくなった感覚がなくて……」俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。多くのファン同様に、「その死をいまだ受け入れられない」と語るのは、三浦さんを子役から育てた「つくばアクターズスタジオ」の代表を務めた加藤麻由美さんだ。「今年 -
「赤井英和の生態」でバズった“嫁アカ”佳子さん語る夫への思い
2021/07/12 11:00「ひえっ……くしょん!」ソファにドカッと腰を沈めた邸の主が、大きくて分厚い背中を丸め、両手で顔を覆った。野太い指でも覆いきれないほど豪快なくしゃみが、雷鳴のように轟く。「ああ、寒いんだね……」奥でお茶の支度をしていた女性はススッとリビングまで寄ってきて、エアコンの温度を上げた。俳優・赤井英和さん(61)とその妻・佳子さん(55)である。'80年代に、プロボクサーとして活躍した赤井さん。'87年にタ -
憎たらしいと思うことを呟いてるだけ SNS大バズ赤井夫婦の結婚秘話
2021/07/12 11:00元プロボクサーで、俳優としても大活躍している赤井英和さん(61)。7月10日からは15年ぶりとなる主演映画『ねばぎば 新世界』(監督・脚本/上西雄大)が公開されるなど、目覚ましい活躍を続けている。(東京・新K’s cinemaほかで全国順次公開)その妻・佳子さん(55)が運営するツイッターアカウント「赤井英和の嫁 佳子」が大バズりしていることをご存知だろうか。ときにシュールで、ユーモラスな、夫・赤 -
かつて結核の治療に携わり今はコロナと闘う 島で唯一の94歳医師
2021/07/05 11:00熊本県宇城市三角町の戸馳島(とばせじま)で診療を続けて70年余。いまでは住民の居場所から食生活まで把握している、「佐藤医院」の佐藤立行院長。患者の話を聞き、触診をして、感覚と経験をもとに的確な診断をし、最近はコロナのワクチン接種も取り組んでいる。半世紀前は、「不治のやまい」と言われた結核の治療に携わった。94歳のいまも、未来に向けて、診療を続ける気概が見えた――。佐藤先生は1927(昭和2)年5月 -
「ワクチン接種は、私の最後の役目」島で診療70年の94歳医師
2021/07/05 11:00広々としたホールで、何人もの高齢者がのんびりとテレビを見てくつろいでいた。ここは、熊本県宇城市三角町の特別養護老人ホーム「豊洋園」。そのホールの中央を、白衣姿の老医師がスタスタと歩いていく。白衣の下のブルーグレーのワイシャツの襟元には鮮やかな七宝焼のループタイ。なかなかのオシャレさんだ。と、それまでテレビを見ていた老婦人がすっと立ち上がる。「先生、先生」そう声をかけながら、曲がった腰を伸ばし伸ばし -
49歳で出産した小松みゆき見せた涙 子のため「長生きしなきゃ」
2021/06/21 11:00「この先も私たち夫婦は健康で、そして私はチビちゃんが恥ずかしくないよう、いつまでもきれいでいなきゃ(笑)。とにかく、この子が大きくなるのを、夫婦でしっかりと見届けていきます!」まだ2カ月目の“新米ママ”の小松みゆきさん(50)は、わが子を抱いて微笑んだ。90年代にグラビアで人気を博し、その後は女優として活動を続けるなか、40代初めから不妊治療をスタート。今年2月に念願の長女を産んだときには、超高齢 -
49歳で待望のわが子誕生 小松みゆき語った高齢不妊治療のリアル
2021/06/21 11:00「そろそろミルクかな」都内のホテルの一室。泣きだした赤ん坊にパパが駆け寄り、ベビーカーごとゆっくり前後に揺するが、泣きやまない。そこへ、「チビちゃん! どうしたの。ママはここにいるからね」隣室で取材のためのメークの最中だったママからの声が届いた途端、ピタッと泣き声はやみ、とびきりの笑顔に。ママの小松みゆきさん(50)は90年代にグラビアで人気を博し、その後は女優として活動を続けるなか、40代初めか -
マラソン瀬古利彦語る 34歳で旅立った愛息がくれた“金メダル”
2021/06/07 11:00「これが、昴がつくってくれた金メダルです」 そう言うと、瀬古利彦さん(64)は黄色い紙製の“心の金メダル”をしみじみと見つめた。日本のマラソン界の第一人者であり、レジェンド。現在の役職は、DeNAアスレティックスエリート・アドバイザーおよび日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーだ。88年、最後のマラソンとなったソウル五輪から帰国した瀬古さんを、妻・美恵さんと、2歳になったばかりの長男・昴くん -
僕はがん患者のトップランナー マラソン瀬古利彦語る愛息の覚悟
2021/06/07 11:00偉大な父親の存在は、昴さんにとっては大きすぎたのかもしれない。また瀬古さんも、そんな息子のことをかまってやれなかったという。心に葛藤を抱いた昴さんを悪性リンパ腫が襲う。治療から逃げてしまったこともあった。覚悟を決めたのは「がん患者のトップランナー」という自覚。そして、家族の励ましだった――。「これが、昴がつくってくれた金メダルです」そう言うと、瀬古利彦さん(64)は黄色い紙製の“心の金メダル”をし -
難病の息子に涙ばかり見せられない!母のブログがルーキー賞に
2021/05/31 11:00最近、息子が目で光を追うようになった――。笑顔で話すシングルマザーの大川絵里奈さん(26)の愛息・陽向(ひなた)くんは3歳。発達に重度の遅れが生じる難病であり、治療法が見つかっていない「ジュベール症候群」と闘っている。この子は、長く生きられるのだろうか――。未来を案じて、以前は泣いてばかりだった。しかし、その息子の存在が、彼女を強くした。絵里奈さんは病気のことを発信し、多くの人の支えにもなっている -
3歳で発達は生後6カ月程度。難病の息子を育て「私も強く」
2021/05/31 11:00「チャーちゃん、やっぱりおなか、すいてたのねぇ」優しくほほ笑みかけながら、彼女は小さなスプーンを、息子の小さな口に何度も、何度も運んでいた。大学生かと見紛うような、この若いママは大川絵里奈さん(26)。そして、彼女が「チャーちゃん」と呼んだ男の子は、絵里奈さんの長男・陽向くん(3・ひなた)だ。「はい、あーん、おいしいねぇ」ママが優しく声をかけながら差し出すスプーンの中身を、陽向くんはパクパクと、勢 -
虫大好き篠原かをり「ふしぎ発見」ジャングルロケも「大満足」
2021/05/24 11:00『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターを務める篠原かをりさん(26)。今まで400匹以上の虫や生きものを飼育してきた。生きものへの愛情は並々ならないが、じつはヒトは苦手で、極度の人見知り。ほとんど友人がおらず、不登校になってしまうこともあった。しかし慶應義塾大学環境情報学部に進学してからは、楽しいことも多かったという。「学校生活は小・中・高とまったく合わず、マイナスの状態からのスター -
「ふしぎ発見」レポ篠原かをり“虫愛”が劣等感を払拭してくれた
2021/05/24 11:00「まだ子供。かわいい~」。手にのせたタランチュラを愛おしそうに見つめる篠原かをりさん(26)。飼育した虫や生き物は家族同然だ。『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターを務め、国内外の秘境を、生き物との出合いを求めてフィールドワーク。コスタリカでは生きたシロアリの幼虫を食し、希少なプラチナコガネを発見したときは“いろいろあった人生だけど、OKだった”と落涙。こうした独特の感性で生きものを -
「ふしぎ発見」篠原かをり 400匹の生物育て女ムツゴロウと異名
2021/05/24 11:00南米の小国・ガイアナ共和国。霧に覆われた熱帯ジャングルを歩くと、おたまじゃくしからカエルに成長し、そして死ぬまで、ブロメリアの葉のすきまで過ごすゴールデンフロッグを発見!『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターを務める篠原かをりさん(26)は、感嘆する。「井の中の蛙、大海を知らずという言葉が日本にはありますけど、別にここをカエルが選んだのであれば、大海を知る必要は必ずしもないのではない -
運動でがんサバイバーに生きる希望を!元患者がサロン立ち上げ
2021/05/17 11:00「皆さん、こんにちは。今日は『スクワットのためのスクワット』というエクササイズです」真っ白な椅子、真っ白なテーブル、壁も床もカーテンまで真っ白な部屋で、パソコンの画面にほほ笑みかける広瀬眞奈美さん(58)。がん患者やがんサバイバー(がん経験者)のためのリハビリや運動、健康管理などを学べる一般社団法人キャンサーフィットネスの代表理事だ。昨年12月には、オンラインサロン「Hello!」を立ち上げ、Zo -
元患者がスタート!がん克服後の孤独を救うNY発フィットネス
2021/05/17 11:00家族にも誰にも相談できる相手がいない。親しかった人から連絡が来なくなる……。がんを生きぬいた後も、リハビリも満足にできず、孤独を抱えるがん経験者は実は多いのだ。がん患者やがんサバイバー(がん経験者)のためのリハビリや運動、健康管理などを学べる一般社団法人・キャンサーフィットネスの代表理事広瀬眞奈美さん(58)もそうだった。だが今は、NY発のがん患者向けフィットネスの指導をすることで、同じ悩みを持っ -
認知症でも、女房がいれば怖くない 蛭子家が見つけた夫婦の形
2021/05/10 11:00ギャンブル好きで、空気を読まない自分本位の発言を連発。でもなんだか憎めないキャラで、お茶の間に笑いを届け続けた、あの蛭子能収さん(73)が認知症になった。「まさか」と思ったその現実に、誰よりも戸惑い、葛藤しているのは妻・悠加さん(54)だ。蛭子さんと悠加さんの出会いは03年。01年に前妻の貴美子さん(享年51)を亡くした蛭子さんが、再婚相手を探していると聞いた本誌は誌上お見合いを企画。それに悠加さ -
蛭子能収支えた妻が語る「夫が認知症に。やっと夫婦になれた」
2021/05/10 11:00花曇りの平日の昼下がり。多摩川の川べりに広がる公園の緑は次々と輝きだし、その香りを穏やかな風が運んできた。シャボン玉を飛ばす数人の女子学生の姿が遠くに見える。ポリポリと頭をかくのはタレントで漫画家の蛭子能収(73)。傍らにいる妻の悠加さん(54)がその様子を見て目を細める。紺のジャケットをそれぞれ羽織った2人は、ゆったりした時間が流れる緑地公園を巡る。菜の花畑が見渡せる橋で足を止めて、「うわーキレ -
記憶が消えても絆は永遠!認知症トリオラジオMC「あめちゃんず」
2021/04/26 11:00ナビゲーターを務める“ゴンちゃん”こと権頭喜美恵さんの第一声で、この日の放送も始まった。3月26日金曜日、ここは北九州市のコミュニティFM「エアステーションヒビキ」(88.MHz)のサテライトスタジオ。一面ガラス張りのスタジオに、穏やかな春の日差しが差し込んでいる。「今日は暖かいですね」「3月ももうおしまいですからね」ゴンちゃんの言葉に、サポート役の小島成裕さんが相槌を打つ。と、すかさず高齢の女性