ラリー遠田の最新ニュース
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令和ロマンがネタ4本用意の“緻密な戦略”で優勝 加速する「M-1」の競技化
2023/12/30 15:50「M-1グランプリ2023」で、見事優勝を果たしたお笑いコンビ・令和ロマン。初出場にして芸歴最年少ながら、昨年の「M-1」で準優勝に終わり今年の大本命と目されていた「さや香」など歴戦の猛者を打ち破った。その快挙の陰には、令和ロマンの“緻密な戦略”が隠されていた。優勝するには、1stラウンドと最終決戦で計2本のネタを披露する必要があり、これまでの傾向を見ると、多くの漫才師は最大の関門である準決勝を突 -
“忘れられた文化”から空前の漫才ブームに!アマチュアからコント師まで「M-1」を目指す理由
2023/12/17 06:00いよいよ12月24日に迫った日本一の漫才師を決める大会「M-1グランプリ2023」(以下、「M-1」)。2001年のスタート当初のエントリー数は1603組だったが、年を追うごとに増えていき、一旦終了する2010年には4835組に。2015年に復活してからもその勢いは止まらず、今年は昨年の7261組から約1300組も増えて8540組となり、過去最高を大幅に更新した。エントリー総数が増えるに従って、漫 -
脱好き嫌いへ「一般人審査」の弱点を覆した『THE SECOND』スタッフの巧みな仕組み作り
2023/06/01 11:005月20日に開催された新たなお笑い賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ系)。出場資格を持つ結成16年以上の漫才師が130組以上エントリーしたなか、結成19年のコンビ・ギャロップが見事、初代王者の栄冠を手にした。「結成16年以上」というベテラン芸人を対象とした出場資格とともに、もう一つ話題を呼んだのがその審査方法。お笑い賞レースといえば『M-1グランプリ』『キングオブコン -
有吉弘行 冠番組から安村、もう中らが続々再ブレイク!“一発屋”を再起させる手腕の秘密
2023/05/14 06:00今もっとも“ホットな”芸人といえば、とにかく明るい安村(41)ではないだろうか。過去にオペラ歌手のポール・ポッツなどを輩出したイギリスの人気オーディション番組「Britain's Got Talent」に先日出演し、「安心してください。履いてますよ」でお馴染みのパンツ一丁のネタを英語で「Don't worry, I'm wearing.」と披露したところ、これが大ウケ。番組の公式YouTubeに公 -
四千頭身・後藤は収入激減、ぺこぱはレギュラー終了…「第七世代」の明暗分ける“実績”の差
2023/04/01 06:00結成16年以上の漫才師たちによる新たなお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』。5月に放送される「グランプリファイナル」出場に向けて、人気芸人たちが激しいバトルを繰り広げ、お笑いファンを中心に盛り上がりを見せている。ベテラン芸人に注目が集まるなか、ある若手お笑い芸人の“告白”に衝撃が広がっていた。「実は、わたくし、先月の給料がついに家賃を下回りました」こう語ったのは、お笑いトリオ -
松本人志の降板報道もスルー『ワイドナショー』が“攻めなく”なってしまった理由
2023/03/04 06:00ダウンタウンの松本人志(59)が『ワイドナショー』(フジテレビ系)を降板すると2月23日に「FRIDAYデジタル」が報じた。“3月いっぱい”と言われているが、フジテレビ・大多亮専務は2月24日の定例会見で「ここでお答えするものがございません。ご容赦ください」と語るにとどめた。また、2月26日の『ワイドナショー』放送でこの話題に触れられることもなかった。昨年4月から隔週出演になっている松本。当時は他 -
浜田雅功 不倫に別居報道、コンプラ真逆の芸風でもずっと“ノーダメージ”の圧倒的な理由
2023/01/20 15:50新年早々、“芸人界最強夫婦”の危機が飛び出した。1月17日発売の「FLASH」が、ダウンタウンの浜田雅功(59)と妻・小川菜摘(60)の別居を報じたのだ。記事によると、昨年末に都内での舞台に出演していた小川は東京・成城の自宅とは別の高級マンションへ帰宅。いっぽうの浜田が住んでいるのは、成城の自宅のままだという。小川はこの高級マンションを生活拠点にしており、理由は「舞台活動に集中するため」という芸能 -
「人を傷つけない笑い」の時代に“毒舌”のウエストランド、しんいちが頂点に立った理由
2022/12/21 06:0012月18日に開催された漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2022』(ABCテレビ・テレビ朝日)で優勝し、史上最多となる7261組の頂点に立ったウエストランド。2年ぶりに進出した決勝戦は、ファーストラウンドで659点獲得し3位に食い込んだ。最終決戦ではさや香、ウエストランドと三つ巴で争い、キレのある“毒舌漫才”で会場を沸かせ審査員7人中6人が票を投じた。ウエストランドが披露したネタは、2本とも「あ -
上島竜兵さん“リアクション芸”を様式美に!若手も憧れるお笑い界に遺した偉大な功績
2022/05/13 15:5011日未明に61歳の若さでこの世を去ったダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(61)。お笑い芸人としてだけでなく、俳優としても活躍した上島さんの突然すぎる訃報は、日本中に衝撃を与えた。長年にわたって数多くの番組で共演したビートたけし(75)は、同日、公式サイトで「大変ショックです」とした上で、「芸人は笑っていくのが理想であって、のたれ死ぬのが最高だと教えてきたのに、どんなことがあっても笑って死んで行かなき -
最後の牙城『笑ってはいけない』休止で終焉に向かう“痛みを伴う笑い”
2021/09/24 06:00「『笑ってはいけない』の休止の本当の原因はわかりませんが、出演者が高齢化しているので、体力も手間もかかる長時間のハードな収録を毎年やるのは厳しいだろうというのは推測できます。また、BPOの一件もそうですが、“暴力”を使う笑い、芸人さんが痛がったり苦しんでいたりするのを面白がるお笑いに、世間の目が年々厳しくなっているということはあるでしょう」そう分析するのは、お笑い評論家のラリー遠田氏だ。日本テレビ -
マヂカルラブリー M-1優勝にあったセオリー覆すネタ選びの戦略
2020/12/22 15:5020日放送の『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で見事、16代王者に輝いたマヂカルラブリー。掛け合いを中心とした一般的な喋り漫才とは違う、ところ狭しと舞台を動き回る斬新なネタで優勝をその手にした。コロナ禍での開催、ユニットコンビが史上初のファイナリスト入りなど、例年とは一味違った今大会。なかでも目立ったのは歌ネタのおいでやすこが、動きを中心としたマヂカルラブリーと、最終決戦に残った