早期発見の最新ニュース
1 ~19件/19件
-
検診の受診率はコロナ前に戻らず…「がんの早期発見が命と財産を守る」
2023/12/20 06:00「10月20日、内閣府は『がん対策に関する世論調査』の結果を発表しました。2年以内にがん検診を受けた人は42.7%。2019年の前回調査では57.0%でしたから、14ポイントも下がったことになります」(全国紙記者)今回の調査では、受診していない理由として、「心配なときはいつでも医療機関を受診できるから(23.9%)」「費用がかかり経済的にも負担になるから(23.2%)」「受ける時間がないから(21 -
大橋純子さんも公表5年で帰らぬ人に「5年生存率半数以下の5つのがん」早期発見のためにできること
2023/12/01 06:00歌手の大橋純子さんが’18年3月に食道がんを公表し、そこから約5年8カ月後の今年11月9日に帰らぬ人となった。国立がん研究センターが’19年に公表したデータでは、がんの5年生存率は前立腺がん98.8%、乳がん92.2%、子宮内膜がん82.2%と、医療の進歩により年々高くなっている。その一方、まだまだ生存率が低いがんもある。5年生存率が50%以下のがんは、大橋さんの命を奪った食道がんをはじめ、すい臓 -
リスクの9割を発見、最新の「認知症判定テスト」が導入開始へ
2023/06/09 11:00人生100年時代におけるリスクのひとつが“認知症”だ。高齢化に伴い患者数は増え続けており、2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると推計されている。「認知症の一歩手前とされる、リスクありの状態をMCI(軽度認知障害)といい、記憶力や注意力など認知機能に低下が見られるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。私はこれを『グレーゾーン』と呼んでいます」そう語るの -
女性のがん部位別死亡数1位の大腸がん……「赤肉好き」は要注意!
2023/03/15 06:00大腸がんによる死亡者数が増え続けている。日本では女性の6人に1人ががんで亡くなっているが、なかでも大腸がんはもっとも多く、2021年には2万4千338人(男性は2万8千80人)が命を落としている。「今から50年ほど前までは、大腸がんの手術があると、医師たちは『珍しいね』と言っていたほど。1963年の統計によると、大腸がんで亡くなった女性は2千953人ですから、60年間でおよそ10倍に膨れ上がりまし -
耳たぶのしわは心臓病のサイン 糖尿病や痛風など耳に隠れた病気をチェック
2022/09/14 06:00「実は、耳にはさまざまな病気のサインが現れます」そう話すのは300冊以上の著書を持つイシハラクリニック院長の石原結實先生だ。患者の顔や姿からも病気を推察するが、耳にも注目しているという。「たとえば耳たぶにシワのある人は、心臓病の可能性があります」(石原先生・以下同)耳たぶのシワと心臓病の関連を調査したシカゴ大学の研究では、「耳たぶにシワのある人」の心臓病による死亡者数は、「耳たぶにシワのない人」の -
ステージ別で大きくかわるがんの治療費 早期発見が大切と医師
2022/06/20 11:00〈はじめまして「線虫くん」です〉そんなフレーズとともに始まるCMを見たことがある人も多いだろう。これはHIROTSUバイオサイエンス社が行っている線虫によるがん検査「N-NOSE」のCM。たった1滴の尿から、がんが発する“におい”を線虫がかぎ分け、早期がんを見つけ出すことができるのだという。このように、がんの検査の方法や精度は日進月歩で進化している。「がんが進行すれば、体への負担ばかりでなく、経済 -
中高年はCT必須! 早期発見できる人間ドッグのオプション検査
2022/05/12 11:00長引くコロナ禍で健康診断、人間ドックなどの受診を控えて、病気の進行を招いてしまったというケースが後を絶たない。「2人に1人ががんにかかると言われているのに、忙しいからとがん検診を後回しにすることは、リスクを無視しているのと同じことです。早期発見して適切な治療を受けること。でも、私は一般的ながん検診や人間ドックは患者さんにおすすめしていません。精度の高い部位別のオプション検査を受けるほうが早期発見で -
「緑内障」早期発見のカギは「40歳を超えたら一度は検診を」
2020/11/05 11:00「緑内障は40歳以上の18~20人に1人の割合で発症するといわれています。緑内障の原因は『眼圧が高いこと』と考える人が多いのですが、むしろ眼圧に異常がなくても緑内障になるケースのほうが大多数です。それを『正常眼圧緑内障』といい、じつに日本人の緑内障患者の8割近くが、これに当てはまります」こう語るのは、梶田眼科(東京都港区)院長の、梶田雅義さん。『正常眼圧緑内障』は、“気づきにくい”というが、推定患 -
患者数は推定400万人…発見しづらい「正常眼圧緑内障」
2020/11/05 11:00視野がどんどん奪われていく緑内障。しかし日常生活で自分の視野の異常に気づくのは「極めて難しい」と医師は語る。早期発見するために有効な手段とはーー。「緑内障は40歳以上の18~20人に1人の割合で発症するといわれています。緑内障の原因は『眼圧が高いこと』と考える人が多いのですが、むしろ眼圧に異常がなくても緑内障になるケースのほうが大多数です。それを『正常眼圧緑内障』といい、じつに日本人の緑内障患者の -
専門医が警鐘「治療しなくてもいい“超のんびりがん”もある」
2020/03/19 11:00がんは怖い病気。だから、検診をして早期発見・早期治療をすれば、治って長生きできるーー。これが多くの人が考えることだろう。ところが、必ずしもこの説が正しいわけでもないようだ。「がんには検診が有効ながんとそうでないがんがあります。ですから、検診して早期発見しさえすればよいということでもないのですが、日本の医療はいつまでも『早期発見・早期治療』をスローガンに掲げています。実はこの概念は世界の基準から見て -
専門医が指摘「5年生存率の数字にトリックが…過剰治療に注意」
2020/03/19 11:00「がんには検診が有効ながんとそうでないがんがあります。ですから、検診して早期発見しさえすればよいということでもないのですが、日本の医療はいつまでも『早期発見・早期治療』をスローガンに掲げています。実はこの概念は世界の基準から見ても30年以上遅れているのです」日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科の勝俣範之医師はこう話す。検診が有効ながんか無効ながんかを決めるのはがんの進行度合いによるという。「がんの種 -
東芝が開発した「1滴の血液」からがんを発見、精度は「99%」
2020/01/20 06:00痛い、費用が高い、そもそも見つけにくい……。多くの問題を抱えていた従来のがん検査。それを次々とクリアするような技術が開発され、これからは「早期発見・早期治療」が限りなく可能な時代へ!――。「私たちが開発した技術を使えば、血液1滴から、99%の精度で網羅的にがんの有無を検出できます。ステージ0のような超早期のがんでも識別可能です」こう語るのは、東芝・研究開発本部で研究主幹を務める橋本幸二さん。血液中 -
胃がんはバリウムより胃カメラ、がんの早期発見で知るべきこと
2019/08/13 11:00今年1月に岐阜市で胃がんの検診を受けた50代の女性が、7月16日に亡くなった。「要精密検査」と診断されていたにもかかわらず、「異常認めず」と誤って通知されていたのだ。市区町村が実施するがん検診への信頼を、大きく揺るがす事件であった。「全国の自治体で行われているがん検診で、正しくがんが発見できる精度は、そもそも7〜8割。4〜5割の自治体すらあります。がんの見落としは、かなりの確率で起こりうるのです」 -
大腸がん、肺がん…検診ではわからない「見落とし」のリスク
2019/08/13 06:00今年1月に岐阜市で胃がんの検診を受けた50代の女性が、7月16日に亡くなった。「要精密検査」と診断されていたにもかかわらず、「異常認めず」と誤って通知されていたのだ。市区町村が実施するがん検診への信頼を、大きく揺るがす事件であった。「全国の自治体で行われているがん検診で、正しくがんが発見できる精度は、そもそも7〜8割。4〜5割の自治体すらあります。がんの見落としは、かなりの確率で起こりうるのです」 -
80歳以上の「胃がんX線検査」「大腸がん内視鏡検査」はリスク高
2019/03/27 11:00がん検診といったら、なんでも受ければよしというものではない。がん検査にも「適齢期」があり、高齢になるとがんを早期発見する利益より、検査を受けることの不利益が大きくなってしまうことも――。「自治体の検診は無意味ではありません。ただ、そもそも検診は『スクリーニング検査』といって健康な人のなかから、がんが疑われる人を一定数すくいあげ、ふるいにかけるというのが本来の狙い。ですから100%もれなく拾い上げる -
患者は知らない…肺がん・子宮頸がん・乳がん受けるべき検診
2019/03/27 11:00がん検診といったら、なんでも受ければよしというものではない。技師の未熟さ、放射線被曝の危険、高齢者には命とりになることも――。「自治体の検診は無意味ではありません。ただ、そもそも検診は『スクリーニング検査』といって健康な人のなかから、がんが疑われる人を一定数すくいあげ、ふるいにかけるというのが本来の狙い。ですから100%もれなく拾い上げるわけではありません。それを承知したうえで、がん検診を受けるこ -
検診専門クリニックでも…がん検診「見落とし」は多発している
2019/03/27 06:00「乳がん検診で受けた超音波(エコー)検査は5分で終わりました。その後『異常なし』の診断でしたが、本当に大丈夫でしょうか?」国立がん研究センター検診研究部部長・中山富雄氏のもとに、ある40代女性からこんな相談が寄せられた。中山氏は、「検査結果に信頼性はありません」と即答したという。検査結果が信頼できないとは! その真意を中山氏が語る。「超音波を懸命に実施しているのはアジアくらいで、欧米諸国の乳がん検 -
正しい生活習慣と早期発見で「大腸がん」の9割は治せる
2018/11/12 11:00「大腸がんの原因は、はっきり解明されていません。しかし大腸がんの約70%は、肛門のすぐ上、便がたまりやすい直腸とS字結腸にできるんです。つまり便秘になると、大腸がんになるリスクが高まると考えられます。腸内に老廃物をため込まないことが予防になるのです」こう語るのは、これまで4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた腸の専門医で、『腸はぜったい冷やすな!』(光文社)など、多くの著書を発表している、松生クリ -
40歳以上罹患者の9割が気付いていない「緑内障」の見つけ方
2018/06/13 06:0040歳を過ぎれば誰もが検査を受けるべきだという緑内障。罹患すれば視野がどんどん狭くなっていくのだが、無意識に片方の眼がそれを補ってしまうため自分ではなかなか気付かない。悪化するまで……。「『視力がいいから大丈夫』と思っていても、40歳以上の20人に1人は、日本の失明原因第1位の眼の病気、緑内障にかかっている可能性があります。私のクリニックでも『買い物をするとき値札が見えづらい……』と来院された女性