琉球新報の最新ニュース
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台風13号 沖縄周辺でなぜ発生? 条件そろう、今後も警戒
2016/09/07 13:00台風対策に追われた漁師ら=6日午後0時25分、那覇市の泊漁港(写真・琉球新報社)台風13号は6日午前9時に宮古島の近海で発生し、その日のうちに本島に最接近した。通常、台風は日本のはるか南海上で発生し、発達しながら沖縄に接近することが多い。しかし今回は沖縄地方で熱帯低気圧が台風になった。沖縄気象台によると、要因にはエルニーニョ現象の影響と、沖縄地方の海面水温が高い状態が続いたことがある。エルニーニョ -
沖縄大工の“技”紹介 「親泊次郎展」開幕
2016/09/07 13:00親泊さんが制作した部分模型や詳細な図面、写真、映像など沖縄の歴史的な木造建築を紹介している「沖縄大工親泊次郎の仕事展」=南風原町喜屋武の南風原文化センター(写真・琉球新報社)「沖縄大工(ウチナーセーク)親泊次郎の仕事展」(同展実行委員会、南風原文化センター主催)が4日、南風原町喜屋武の同センターで始まった。社寺建設や木造住宅など数々の建築に携わった親泊さんの巧みな建築技術を部分模型や写真、映像など -
抗議の女性運転手逮捕 東村高江 公務執行妨害疑い 容疑を否認
2016/09/07 12:00拘束された女性が乗っていた車を移動させようとする警察官ら=6日午前10時20分ごろ、東村高江の県道70号(写真・琉球新報社)【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動に関して名護署は6日、運転していた車を急発進させ、警察官を後方に退かせる暴行を加えたとして、公務執行妨害の容疑で女性を逮捕した。名護署によると、女性は「事実につい -
首輪で犬の健康管理 スマホ連動、運動量記録
2016/09/06 12:00(写真:レキサス提供/琉球新報社)システム開発のレキサス(沖縄県、比屋根隆社長)は、犬や猫などペットの健康を管理する首輪型ウェアラブル機器「ハロペiz(アイズ)」を開発している。スマートフォンに無料の専用アプリを入れ、首輪型機器と無線で連携させることでペットの運動量を記録する。機器に盛り込まれた温度計が周辺の気温を確認し、愛犬に熱中症の危険があるときには飼い主のスマホに連絡するなど、動物の体調管理 -
サンゴ白化、沖縄県内全域に WWFサイトのダイバー目撃情報
2016/09/06 12:00(写真・琉球新報社)サンゴの白化が恩納村や石西礁湖(石垣市、竹富町)だけでなく、本部町や糸満市、宮古島市、西表島など県内のほぼ全域に広がっていることが5日、分かった。世界自然保護基金(WWF)ジャパンがダイバーらの目撃情報を集めて運営しているウェブサイト「サンゴマップ」によると、「全体的に白化している」「海水温が高い」など近年になく多くの情報が寄せられている。「サンゴマップ」に寄せられた白化情報の -
誰かの明日を笑顔に まげひらさん(ちょんまげ系アーティスト)
2016/09/06 12:00(写真・金城実倫/琉球新報社)テレビや街中で見掛けるちょんまげに和服姿のまげひらさん(本名・前平雄一朗さん)(28)=沖縄県那覇市。肩書には「沖縄ナンバーワンちょんまげ系アーティスト」とある。富士葬祭(那覇市)の社員であり、多様な映像制作を手掛け、イベントの司会をこなし、歌も歌う。道行く人に強いインパクトを与える彼の願いは「100万の人に覚えてもらうこと」。その理由は「誰かの明日を1ミリ良くしたい -
平和の象徴と「辺野古NO」 ”ハトおじさん”沖縄自立訴え街頭に
2016/09/05 15:00(写真・琉球新報社)那覇市上之屋の国道58号沿いに立ち、肩や腕にハトを乗せてバイオリンを弾き、辺野古新基地建設とオスプレイ配備への反対を訴える男性がいる。周囲の人から「ハトおじさん」と呼ばれるのは、那覇市の自営業、長堂嘉光(かみつ)さん(69)。母親の疎開先の宮崎県で生まれた長堂さんだが、沖縄戦で親族40人以上を亡くした。「米軍だけでなく、自国にもいじめられている地域は世界中にどこにもない」。平和 -
大麻摘発急増58人 7月で最多昨年超え 沖縄県警まとめ
2016/09/05 15:00(提供・沖縄県警)2016年の大麻取締法違反による摘発人数が過去10年で最多となることが4日までに、沖縄県警暴力団対策課のまとめで分かった。今年7月末時点での摘発人数は58人で、過去10年間で最も多かった2015年の摘発人数57人を7月末時点で既に上回っている。違法薬物の密輸入事犯も多発傾向にあり、社会問題となった危険ドラッグの取り締まりが厳しくなったため、薬物常用者が大麻や覚醒剤に回帰する動きが -
「県紙偏向」主張は差別 安田浩一さん、根底の“思い込み”指摘
2016/09/05 13:00(写真・琉球新報社)新刊「沖縄の新聞は本当に『偏向』しているのか」(朝日新聞出版)の出版記念講演会が4日、那覇市のジュンク堂書店那覇店で開かれ、約70人が著者の安田浩一さん(51)の話に耳を傾けた。「琉球新報と沖縄タイムスの二つの新聞は偏向している」という主張について「思い込みによる差別で、それを許す日本社会が一部にある。それが許せなかった」と、出版に至った経緯を説明した。安田さんは、県内2紙が「 -
平和ガイドが団結 4団体 「わくこえネット」結成
2016/09/02 13:00(写真・琉球新報社)沖縄戦の実相を伝え、戦争のない世の中をつくるため独自に平和ガイドなどの活動を続けていた県内4団体がこのほど、統一組織「わくこえネット」を結成した。高齢化に伴い沖縄戦体験者が年々少なくなる中、会を問わず共に学習し交流することでガイドの会全体の活性化を目指す。会をまたぐ交流は個人間では行われていたが、組織を結成しての交流や共同学習は初めて。今回呼び掛けに賛同し集まった4団体は県観光 -
足元の戦跡、保全活動 中学生らガマのごみ片付け 具志頭イリユージガマ
2016/09/02 13:00(写真・琉球新報社)【八重瀬】八重瀬町のNPO法人自然体験学校沖縄校は8月21日、八重瀬町具志頭にある戦跡「西與儀壕(イリユージガマ)」の清掃活動と入壕体験を実施した。具志頭中学校の生徒や一般の27人が参加し、ガマの周辺にあふれたごみを片付けるとともに、町の戦跡の歴史について学んだ。イリユージガマは沖縄戦当時、日本軍の歩兵第89連隊第5中隊の本部としても利用されたほか、具志頭村役場の書類の保管場所 -
ひまりちゃん さらなる支援呼び掛け 1億円突破、父親が会見
2016/09/02 13:00(写真・琉球新報社)拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)=横浜市=の父孝樹さん(30)=うるま市出身=と「ひまりちゃんを救う会」のメンバーは1日、寄付総額が1億円を超えたことを受けて県庁で記者会見した。1日現在の総額は1億947万円余で目標額2億9500万円の約3分の1にとどまるため、さらなる支援を呼び掛けた。陽茉莉ちゃんは感染症による発熱や、血栓を取り除くための補助 -
医療的ケア児、災害時にどう避難? 親たちの不安
2016/09/01 18:00医療的ケアの子は通院のため外出するのも大変(写真・琉球新報社)9月1日は「防災の日」。障がい者や高齢者などは大規模災害時の避難に支援が必要だが、障がいが重い人ほど、避難が難しい現状と制度の周知不足があり、当事者家族たちは不安を抱えている。避難所や経路の確認、医療器具に必要な電源の確保、避難所の衛生面など、不意に襲う地震などの災害にどう備えるか。「対策を練ることで守れる命」。安心して暮らせるよう、当 -
米軍犯罪対策、気象台職員もパトロール 国出先から“総動員”
2016/09/01 18:00沖縄本島内の巡回に出発する沖縄・地域安全パトロール隊=2016年6月15日夕、那覇市の沖縄総合事務局(写真・琉球新報社)米軍属女性暴行殺人事件の再発防止策として政府が創設した「沖縄・地域安全パトロール隊」の要員が7月下旬以降、沖縄総合事務局と沖縄防衛局以外に気象台や税関、労働局など国の出先15機関の職員に拡大していることが31日、分かった。労組から「平常業務に影響を与える」として中止を求める声が相 -
石西礁湖、慶良間、本部、恩納… サンゴ白化拡大 石西礁湖で9割 環境省発表
2016/09/01 18:00一部で白化や死亡した個体が見られるサンゴ群体= 31日、慶留間島近海(大村真俊さん提供)(写真・琉球新報社)環境省那覇自然環境事務所は31日、石垣島と西表島の間にある石西礁湖海域のサンゴ礁35地点を調べた結果、平均89.6%のサンゴ群体が白化していたと発表した。6月ごろから海水温が30度を超える状態が続いており「このままでは死亡する群体がさらに増える」と予測した。研究者は「2007年の大量白化と同 -
誰にでも優しい観光地へ LGBT支援、県内企業で広がり
2016/08/31 15:00「レインボー宣言」を掲げるホテルパームロイヤルNAHAの高倉直久総支配人=16日、那覇市(写真・琉球新報社)性的少数者(LGBT)への社会的関心が高まる中、宿泊施設がLGBT向けのリゾートウエディングや宿泊プランを商品化するなど、県内企業でもLGBTを支援する動きが広まっている。日本トランスオーシャン航空(JTA)を含めたJALグループは今年から、家族間で共有できるマイレージプログラムの対象に同性 -
「保育士求ム」人材確保に知恵絞る
2016/08/31 14:00県内初となる保育士ら向けの事業所内保育所の共同運営をする平安学園の平安勝子理事長(右)とへいあん福祉会の平安常治理事長=30日、中城村のひらやす保育園(写真・琉球新報社)保育士不足が深刻化する中、保育園や自治体が働きやすい環境を整えて離職を防ごうと対策を始めている。中城村の保育施設では保育士が出産後も安心して働けるよう、事業所内保育所を県内で初めて開所する。石垣市では保育士に渡航費などを補助し、市 -
子の心に“栄養”を 11月、沖縄で「こども国際映画祭」
2016/08/31 14:00「子どもたちの将来を考える上で大事なのは今で、映画は心の栄養で果たす役割は大きい」と話す第3回こども国際映画祭in沖縄ディレクターの宮平貴子さん=30日、那覇市の琉球新報社(写真・琉球新報社)子どもたちが運営スタッフとして関わる11月開催の「第3回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO)」で、低身長症の男性と児童養護施設の子どもとの交流を描く「AT EYE LEVEL」(ドイツ)が上映される。映画祭 -
「少年院を日本一の学校にする」 武藤杜夫(1)
2016/08/30 11:00(写真・琉球新報社)武藤杜夫、38歳。無駄のない細身の長身にスタイリッシュな風貌。私服姿は素足に革靴―。一歩間違えれば“チャラ男”にも見えるこの男の職業は、硬派も硬派の法務教官。沖縄少年院で日々、筋金入りの「非行少年」たちと向き合っている。自らも「落ちこぼれの烙印を押されていた」と語る彼の教育スタイル、そして生きざまに迫る。■荒くれの中学時代、成績はオール1―まずは「法務教官」って何でしょうか? -
世界の沖縄県人1,000人撮影 写真家・大城亘さん
2016/08/30 11:00(写真・琉球新報社)沖縄県糸満市出身の写真家・大城亘さん(38)が手掛ける「世界のウチナーンチュポートレイト大会」の第1回撮影会が27日、那覇市前島のオキナワクリエイティブスペースターミナルのスタジオで開かれた。同一の背景・光・距離感で、さまざまなウチナーンチュを写真に撮り、後世への記録として残すプロジェクト。大城さんは「年齢、性別、趣味など一切関係なく、ニュートラルな視点で記録したい」と語る。1 -
駄菓子屋、100歳まで 那覇市89歳仲間さん
2016/08/30 11:00(写真・琉球新報社)ラムネにスルメイカ、くじびき、模型飛行機。懐かしい駄菓子やおもちゃに囲まれて、入り口近くのレジのそばにちょこんと座るのは仲間貞子さん(89)=那覇市。那覇市久茂地で駄菓子屋「ギフトショップ女奈(じょな)」を営んで35年、今も現役だ。店の目の前にある久茂地小の閉校で店を訪れる子どもたちは減ったが「店は楽しい。100歳まで続けたい」と笑顔を見せる。幼いころから那覇の街で育った。8人 -
95歳、沖縄戦語り続ける 親族11人奪われた安里要江さん
2016/08/29 10:00体調不良になっても、平和のために語り部を続ける意志を示す安里要江さん(写真・琉球新報社)沖縄戦で夫と2人の子どもなど親族11人を失い、自身の体験が映画「GAMA 月桃の花」のモデルになった安里要江(としえ)さん(95)=北中城村=が、大会場での語り部としての講演活動は体力的に難しくなってきているが「自宅の近場で、小規模の語り部活動ならできる」と話し、活動を続けている。目まいや膝の痛みなどがあり、体 -
歩いて数十秒 沖縄一短い25メートルの県道 渡名喜村、PRへ
2016/08/29 10:00(写真・琉球新報社)その長さ、わずか25メートル。沖縄県の渡名喜村に県内で一番短い県道がある。村役場から渡名喜港につながる村内唯一の県道「渡名喜港線(県道188号)」がそれで、村の観光パンフレットでも「県内最短の県道」として紹介している。車両も通行できるが、歩いても端から端まで1分もかからない。村や県の関係者も「なぜこれだけ短い県道ができたのかは分からない」と語っており、設置の真相は謎に包まれてい -
迫力の舞、観客を魅了 沖縄全島エイサーまつり最終日
2016/08/29 10:00(写真・琉球新報社)沖縄の夏を彩る第61回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)が28日、同市のコザ運動公園陸上競技場で最終日を迎え、市内外から集結した14団体が迫力の演舞を披露、来場者を魅了した。「エイサーのまち」沖縄市に太鼓や三線の音が響き続けた3日間、会場には過去2番目に多い、延べ32万5千人(主催者発表)が訪れた -
高江の警備「過剰」 翁長知事、抗議排除を批判
2016/08/26 14:00記者の質問に答える翁長雄志知事=25日、県庁(写真・琉球新報社)翁長雄志知事は25日、県庁で定例記者会見を開いた。米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)工事の現場で市民と機動隊のもみ合いが続いている状況について「機動隊を500人とも800人ともいわれる形で動員すれば、過剰警備であることは間違いない」と指摘した。県外の機動隊員が、翁長知事が任命権を持つ県公安委員会の要請で派遣されている点に