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(写真・神奈川新聞社)

相模原市南区にメインキャンパスを置く北里大学の入学式が5日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれた。昨年ノーベル医学生理学賞を受賞した同大学の大村智特別栄誉教授が新入生にエールを送った。

大村さんは「しっかりとした人生観と社会観を持ち、個性を大事にし、あなたがた自身で物事を考え、正しい判断に導くことを心掛けることが大切」とアドバイスした。

ノーベル賞を受賞した要因について、「一期一会、人との出会いを大切にしてきたことだと思う」と振り返った。「何事も一人ではできない。人々との関わり合いの中で、研究にしろ仕事にしろ、成功に導くことができる」と話し、新入生に「新しい友達や先生との出会いを大切にして、学生生活を送ってもらいたいと思います」と激励した。

入学式には新大学院生、新学部生合わせて約1900人が出席。新入生代表として宣誓した理学部の男子生徒(19)は大村さんのメッセージを聞き、「一期一会という話が印象に残った。これから、大学や世界でいろいろな人と出会えることを感謝したい」と話していた。

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