(写真・神奈川新聞社)
動物愛護週間(20~26日)にちなみ、ボランティア団体が保護している犬や猫の新しい飼い主を探す譲渡会が22日、平塚市役所前で行われた。
県動物保護センター(同市土屋)によると、年間犬約400匹、猫500匹を収容するが、殺処分前にボランティアなどが保護して新たな飼い主を探すことで犬は過去3年間、猫は2年間、殺処分ゼロを維持してきたという。同日は「平塚のら猫を減らす会」など県内各地で活動する4団体が計24匹を持ち寄り、出合いの場を設定した。
会場では「パートナー」を求めてやってきた飼い主候補が、子猫らと対面。ボランティアが月齢や予防注射接種歴などについて説明する中、動物の引き取りが次々と申し込まれていった。生後2カ月から1歳半までの猫7匹を“お見合い”させた同会の小山芳江さん(67)は「飼うことで子どもは命の尊さを学べる。猫たちには家庭での生活を送らせてあげたい」と話していた。
同センターの岩屋修業務課長(56)は「動物たちが寿命を全うできるよう、新たな飼い主に連鎖がつながっていってほしい」と、市やボランティアの連携の広がりに期待を込めた。
関連カテゴリー: