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(写真・神奈川新聞社)

 

横須賀鉄道模型同好会(松本勉会長)による春の鉄道模型公開運転会が21日、追浜コミュニティセンター北館(横須賀市夏島町)で開かれた。実物の80分の1の大きさで、形や色を精密に再現した会員自慢の手作り模型が会場を走り回り、子どもたちを喜ばせた。

 

町並みや港、出番を待つ電車が並ぶ操車場などをイメージしたジオラマで囲まれた縦5メートル、横10メートルほどのスペースに、幅16.5ミリ(HOゲージ)の線路が高架を含めて4本敷かれ、会員が持ち寄った鉄道模型を走らせた。普段から身近な電車に交じって、新幹線や蒸気機関車、ブルートレインなどの模型が目の前を走り抜け、大人の鉄道模型ファンをもうならせた。

 

会場には鉄道模型の運転を体験できるコーナーも設置。ベテラン会員の指導で、走る模型を目で追いながら真剣な表情で操作盤のレバーを動かす幼児の姿も見られた。

 

同好会は年に数回、市内外で公開運転会を行っているほか、さまざまなイベントにも参加している。太田健事務局長(39)は「子どもたちに鉄道模型の楽しさを味わってもらえれば」と話していた。

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